
カフェ英語で「One coffee, please」が通じるけど、通じない話
あなたがもし、海外のスターバックスで「ワンコーヒープリーズ」と言っていたなら、それ…
通じるけど、通じてないかもしれません。
いや、誤解しないでください。意味は伝わります。
でも、その一言には「サイズも種類も指定しない、英語も不慣れな日本人です」というメッセージがこっそり隠れているんです。
これは僕が、ニューヨークのスタバで本当に味わった“気まずい沈黙”から気づいたこと。
「ワンコーヒープリーズ」と言った直後、バリスタがこう聞いてきたんです。
“What size? What kind of coffee?”
あ、そうか…って、注文って、英語力だけじゃなく“準備力”も必要だったんだなって心から思いました。
英語が話せる人って、実は「よく使うパターンをあらかじめ持ってる」んです。とっさに出てくる自然な一言。それがカフェ英語の本質。
そしてこの記事では、そんな「とっさに出せる」「通じてかっこいい」カフェ注文フレーズを40個、シーン別にご紹介します。
こんな方に向けています
- 海外旅行や出張でちょっとかっこよく注文したい
- 英会話を始めたいけど、まず実用的なところからやりたい
- 「英語=勉強」という呪縛を捨てたい大人の方
どうせなら、恥ずかしいより、スマートに。
その第一歩、カフェ注文から始めませんか?
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知っておきたいカフェ英語の基礎単語

カフェで通じる英語を話すためには、まず“共通言語”としての単語を押さえておくことが大切です。
とくにスターバックスなどの海外カフェチェーンでは、サイズや種類の呼び方が日本とまったく違うんです。
☕ サイズの呼び方(スタバ特有)
日本の感覚 | 英語表現 | 意味合い |
---|---|---|
小サイズ | Tall | “背が高い”じゃない、これが一番小さい |
中サイズ | Grande | イタリア語で“大きい”、でも中間サイズ |
大サイズ | Venti | “20オンス”=約590ml。かなり大きめ |
「Small, Medium, Large」と言いたくなりますが、スタバでは通じにくいことも。
地元の言い方に合わせるのも、カフェ英語のマナーです。
☕ よく出るドリンク種類
英語表現 | 意味・特徴 |
---|---|
Latte | ミルクたっぷりのエスプレッソ系 |
Americano | お湯で割ったエスプレッソ |
Cappuccino | 泡多め、ふわっとした口当たり |
Mocha | チョコ入りの甘めラテ |
Macchiato | 「染み」=少量のミルク付き |
Cold Brew | 水出しでじっくり抽出したコーヒー |
スタバに行くと「Frappuccino」など日本にない種類もありますが、まずはこの辺が使えれば会話が成立します。
☕ その他覚えておきたい英単語
- decaf(ディカフ)=カフェイン抜き
- skim milk(スキムミルク)=無脂肪乳
- shot(ショット)=エスプレッソ1杯分
- extra(エクストラ)=追加
- whip(ホイップ)=ホイップクリームのこと
このあたりを把握しておくだけで、次の「40選フレーズ」への理解度と使える度がグッと上がります。
通じる・伝わる・かっこいい!カフェ注文フレーズ40選

カフェでの注文は、「ただ言葉を並べる」だけではなく、「どの順で、どう伝えるか」が重要。
ここでは4つのカテゴリに分けて、今すぐ使える実践的フレーズを紹介します!
【基本カスタム編】— まずはこれを覚えて!
- Can I get a tall latte, please?(キャン・アイ・ゲット・ア・トール・ラテ・プリーズ)=トールサイズのラテをお願いします
- I’ll have a grande cappuccino.(アイル・ハブ・ア・グランデ・カプチーノ)=グランデサイズのカプチーノをください
- One venti Americano to go.(ワン・ヴェンティ・アメリカーノ・トゥ・ゴー)=ヴェンティサイズのアメリカーノをテイクアウトで
- I’d like a mocha with soy milk.(アイド・ライク・ア・モカ・ウィズ・ソイ・ミルク)=モカをソイミルクでお願いします
- Could you make it decaf?(クッド・ユー・メイク・イット・ディカフ)=カフェイン抜きにしてもらえますか?
- No whipped cream, please.(ノー・ホイップト・クリーム・プリーズ)=ホイップクリーム抜きでお願いします
- Extra hot, please.(エクストラ・ホット・プリーズ)=熱めでお願いします
- I’ll take it iced.(アイル・テイク・イット・アイスド)=アイスでお願いします
- Can I get it with skim milk?(キャン・アイ・ゲット・イット・ウィズ・スキム・ミルク)=スキムミルクでお願いします
- Make it with oat milk, please.(メイク・イット・ウィズ・オート・ミルク・プリーズ)=オートミルクでお願いします
【応用カスタム編】— ちょっと通ぶれる言い方
- Can I get a caramel macchiato, upside down?
(キャン・アイ・ゲット・ア・キャラメル・マキアート・アップサイド・ダウン)=キャラメルマキアートを上下逆でお願いします - I’d like two shots of espresso in that.
(アイド・ライク・トゥー・ショッツ・オブ・エスプレッソ・イン・ザット)=エスプレッソを2ショット入れてください - Make it half-caf, please.
(メイク・イット・ハーフ・カフ・プリーズ)=カフェイン半分でお願いします - Light ice, please.
(ライト・アイス・プリーズ)=氷は少なめでお願いします - Add one pump of vanilla syrup.
(アド・ワン・パンプ・オブ・バニラ・シロップ)=バニラシロップを1プッシュ加えてください - Can I get no foam on that?
(キャン・アイ・ゲット・ノー・フォーム・オン・ザット)=泡なしでお願いします - Can I get it with almond milk instead of regular?
(キャン・アイ・ゲット・イット・ウィズ・アーモンド・ミルク・インステッド・オブ・レギュラー)=アーモンドミルクでお願いします - Add a splash of cold foam.
(アド・ア・スプラッシュ・オブ・コールド・フォーム)=少しコールドフォームを追加してください - Could you use honey instead of sugar?
(クッド・ユー・ユーズ・ハニー・インステッド・オブ・シュガー)=砂糖の代わりにハチミツを使ってください - Can you drizzle caramel on top?
(キャン・ユー・ドリズル・キャラメル・オン・トップ)=キャラメルを上にかけてもらえますか?
【スタバ玄人編】— バリスタが「おっ」と思うレベル
- I’ll have a ristretto shot in my latte.
(アイル・ハヴ・ア・リストレット・ショット・イン・マイ・ラテ)=ラテにリストレットショットを入れてください - Grande flat white, please.
(グランデ・フラット・ホワイト・プリーズ)=グランデサイズのフラットホワイトをください - I’d like a nitro cold brew with sweet cream.
(アイド・ライク・ア・ナイトロ・コールド・ブリュー・ウィズ・スウィート・クリーム)=ナイトロコールドブリューにスウィートクリームをお願いします - Can I get a blonde roast instead of regular?
(キャン・アイ・ゲット・ア・ブロンド・ロースト・インステッド・オブ・レギュラー)=ブロンドローストに変更してください - Add a pump of hazelnut and one of mocha.
(アド・ア・パンプ・オブ・ヘーゼルナッツ・アンド・ワン・オブ・モカ)=ヘーゼルナッツとモカを1プッシュずつ加えてください - Triple shot over ice, in a venti cup.
(トリプル・ショット・オーバー・アイス・イン・ア・ヴェンティ・カップ)=3ショットをアイスで、ヴェンティカップで - Can I get it stirred, not layered?
(キャン・アイ・ゲット・イット・スターード・ノット・レイヤード)=層にせず、かき混ぜてください - Light whip, extra foam, please.
(ライト・ホイップ・エクストラ・フォーム・プリーズ)=ホイップ少なめ、泡多めでお願いします - I’d like a quad espresso.
(アイド・ライク・ア・クワッド・エスプレッソ)=エスプレッソ4ショットください - Can you use breve instead of milk?
(キャン・ユー・ユーズ・ブレベ・インステッド・オブ・ミルク)=ブレベでお願いします(※生クリーム入りの濃厚ミルク)
【便利テンプレ&状況別】
- Can I get the same thing as her/him?
(キャン・アイ・ゲット・ザ・セイム・シング・アズ・ハー/ヒム)=あの人と同じものをください - What do you recommend that’s not too sweet?
(ワット・ドゥ・ユー・レコメンド・ザッツ・ノット・トゥー・スウィート)=甘すぎないおすすめはありますか? - Do you have anything non-dairy?
(ドゥ・ユー・ハヴ・エニシング・ノン・デイリー)=乳製品なしの飲み物はありますか? - I’m allergic to dairy. Can I get something with almond milk?
(アイム・アレルジック・トゥ・デイリー。キャン・アイ・ゲット・サムシング・ウィズ・アーモンド・ミルク)=乳製品アレルギーです。アーモンドミルクにできますか? - Do you have anything low-caffeine?
(ドゥ・ユー・ハヴ・エニシング・ロウ・カフェイン)=カフェイン控えめなものはありますか? - I’ll just have a plain black coffee.
(アイル・ジャスト・ハヴ・ア・プレイン・ブラック・コーヒー)=ブラックコーヒーだけください - Can I pay by card?
(キャン・アイ・ペイ・バイ・カード)=カードで払えますか? - Is there a restroom here?
(イズ・ゼア・ア・レストルーム・ヒア)=トイレはありますか? - Can I get a straw, please?
(キャン・アイ・ゲット・ア・ストロー・プリーズ)=ストローをください - That’s all. Thank you!
(ザッツ・オール。サンキュー)=以上です。ありがとう!
🔥コツ
この中から「自分の定番」を3つだけ覚えておくだけで、海外での注文が一気にスムーズになります。
例えば
- “Can I get a tall soy latte, extra hot?” ←ミルク変更+温度指定のシンプル応用
- “No whip, one pump vanilla” ←甘さ控えめで大人っぽく
- “Grande flat white” ←通ぶりたい時の王道
僕が海外スタバでフルカスタム注文してみた体験談

正直に言うと、最初はビビってました。
というのも、僕が初めて“ガチ注文”に挑んだのは、シアトルのど真ん中にあるスターバックス1号店。
あの観光客も多い有名店舗。並んでる人たちはみんなネイティブっぽいし、なんなら周りはMacBook開いてるビジネスマンばっかり。
そんな中、僕は汗だくでスマホのメモを確認してました。
そのとき、言ったセリフがこれ
“Can I get a grande soy latte, no whip, extra hot, with one pump of hazelnut?”
これ、当時の僕にとっては英語のフルコースみたいな感覚でした。
言い終わった後、バリスタの兄ちゃんがちょっとニヤッとして、
“Sure, coming right up.”
って言ってくれた瞬間のあの解放感、忘れられません。
ただ、実は…その時、「hazelnut」を「ハゼルナット」って日本語っぽく発音しちゃったんです(笑)
でも通じました。完璧じゃなくていい。でも“伝わる”って、めちゃくちゃ嬉しい。
ここから僕は、「フレーズ暗記よりも、実際に使って恥をかく」ことの大切さを知りました。
英語って、知識だけじゃなく“勇気と経験”がセットになって初めて使えるようになるんですよね。
英語が不安な人でも使える!“フレーズテンプレ”の魔法

英語に自信がない人ほど、“丸暗記する文章”ではなく“型”で覚えたほうがラクです。
実際、僕がTOEIC900超えを達成したときにも、「文法じゃなくてパターン」で会話力がグンと上がった経験があります。
カフェで役立つフレーズにも、魔法のようなテンプレがあるんです。
以下の“型”さえ覚えておけば、語彙力が少なくても、自分好みにカスタマイズして注文できます。
◆ 基本テンプレ①
Can I get a ___ , please?
(キャン・アイ・ゲット・ア(商品名)プリーズ)=○○をください
例:Can I get a tall latte, please?
→ トールラテをください
◆ 基本テンプレ②
I’d like a ___ with ___ instead of ___ .
(アイド・ライク・ア(商品名)ウィズ(変更素材)インステッド・オブ(元の素材))=○○の代わりに△△でお願いします
例:I’d like a mocha with almond milk instead of regular milk.
→ 通常のミルクの代わりにアーモンドミルクでモカをお願いします
◆ 基本テンプレ③
Add ___ , please. / No ___ , please.
(アド ○○ プリーズ/ノー ○○ プリーズ)=○○を追加してください/○○は抜いてください
例:Add one pump of vanilla, please.
→ バニラシロップを1プッシュ追加してください
例:No whipped cream, please.
→ ホイップクリームはなしで
◆ 基本テンプレ④
Could you make it ___ ?
(クッド・ユー・メイク・イット ○○?)=○○にしてもらえますか?
例:Could you make it decaf?
→ カフェイン抜きにできますか?
◆ 基本テンプレ⑤
Do you have anything ___ ?
(ドゥ・ユー・ハヴ・エニシング ○○?)=○○なものはありますか?
例:Do you have anything non-dairy?
→ 乳製品不使用のものはありますか?
この5つのテンプレートが頭に入っていれば、カフェ注文に限らずあらゆる英会話の“型”として応用できます。
あとは「その場で口に出す勇気」だけです!
まとめ:「注文できた」があなたの英語学習のブレイクスルーになる理由

「英語を話せるようになりたい」と思って、単語帳を開いては三日坊主。
僕もそうでした。正直、文法書に飽きたのは5回どころじゃありません(笑)
でもあるとき、ふと立ち寄った海外のカフェで
“Can I get a tall latte, please?” と言って、ちゃんと通じた瞬間。
──体感として、「あ、英語って“使ってナンボ”なんだ」って気づいたんです。
英語は知識じゃない。スキルなんです。
「話せるかどうか」じゃなくて、「伝える経験を積んでるかどうか」。
その意味で、カフェは最高の実戦フィールドです。
- 注文内容は毎回似ていて練習しやすい
- 相手がプロ(=バリスタ)なので反応が丁寧
- 成功すれば即、コーヒーという“ご褒美”がもらえる(笑)
そして何より、“恥をかかずに、通じた”という小さな成功体験が、次の一歩につながるんです。
英語は机の上じゃなく、「注文カウンターの前」で伸びる。
そう信じて、まずはカフェ英語から始めてみませんか?

コスパ最強でマジで学べるのが以下の1冊。お薦めです。
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