would ratherとwould soonerの使い分けが苦手?違いを3分で解決!

英語を勉強していると、「would rather」や「would sooner」といった表現に出くわすことがあります。どちらも「〜したい」という希望を表すフレーズですが、微妙にニュアンスや使い方が異なります。この記事では、文法の基本から感情を込めた強調表現まで、「would rather」と「would sooner」の違いを徹底的に解説します。大人になってから英語を学び直す人でも、すんなり理解できるように構成しました。

目次

would rather と would sooner の違い

would rather と would sooner の違い

「would rather」と「would sooner」は、どちらも「〜したい」という意味で使われますが、ニュアンスや使い方に微妙な違いがあります。ここではその違いを具体的に解説します。

「頻度」と「ニュアンス」の違いは?

「w「would rather」は日常英会話で頻繁に使われる一方、「would sooner」はややフォーマルで強調的な表現です。


✅ 「would rather」:標準的・自然な選択の表現
例)I would rather stay home tonight.(今夜は家にいたい)
✅ 「would sooner」:強調や意外性を出したいとき
例)I would sooner quit than accept that offer.(そんな提案を受けるくらいなら辞めるよ)


頻度でいえば、ネイティブスピーカーは「would rather」を10回使ううち9回以上選びます。

「否定形」での使い分けは?

否定形の表現でも微妙なニュアンスの差が出ます。

✅ 「would rather not」:自然な否定の表現
例)I would rather not go out today.(今日は出かけたくない)

✅ 「would sooner not」:やや強く否定の意志を表す
例)I would sooner not talk about it.(それについて話したくないんだよ)

どちらも正しいですが、「sooner」は感情が乗っている印象を与えます。

文法構造の基本パターン

文法構造の基本パターン

両表現とも基本の構文を押さえれば、すぐに日常会話に使えます。ここでは「主語の位置」や「動詞の形」に注目しながら確認していきましょう。

現在〜未来の好み表現は?

基本構文は以下の通りです。

✅ would rather + 動詞の原形
例)I would rather eat sushi tonight.(今夜は寿司がいい)

「would sooner」もまったく同じ文型です。
未来の予定を表す時も OK:

✅ I would rather go tomorrow.(明日行きたい)

助動詞がある場合でも「to」は不要で原形を使います。

主語が変わるときの使い方は?

他人の行動について言及する場合、動詞の時制が変わります。

✅ I would rather you went home early.(君には早く帰ってほしい)

✅ I would sooner he didn’t come.(彼には来てほしくない)

このように、主語が「you/he/she」などに変わる場合は過去形(仮定法)が使われます。

過去について後悔するときは?

過去の行動に関して後悔を表す時には完了形を使います:

✅ I would rather you had told me earlier.(もっと早く言ってくれたらよかったのに)

✅ I would sooner we had stayed at home.(家にいればよかった)

この場合、「had + 過去分詞」で「〜していればよかった」と後悔を表現します。

他の表現との比較

他の表現との比較

英語には「would prefer」など似た意味の表現もあります。ここではそれぞれの違いを簡潔に解説します。

「より〜したい」を強調したいときは?

強く「そちらの方が絶対いい」と言いたい時には「would sooner」の方が感情が強めです。

✅ I would sooner die than lie.(嘘をつくくらいなら死んだ方がマシ)

一方、「would rather」はもう少し冷静な選択を表します

✅ I would rather wait than rush.(急ぐより待った方がいい)

「prefer」との違いは?

「would rather」と「would prefer」はほぼ同義ですが、以下の違いがあります。

✅ would rather:より口語的・カジュアル
例)I would rather eat out.

✅ would prefer:ややフォーマル・丁寧
例)I would prefer to eat out.

また、「prefer」は名詞も目的語に取れます

✅ I prefer coffee to tea.(紅茶よりコーヒーが好き)

実際の例文でイメージしよう

実際の例文でイメージしよう

文法の理屈よりも、例文で感覚をつかむのが一番です。ここではよく使われるシチュエーション別の例文を紹介します。

未来の希望としての表現

✅ I would rather leave early tomorrow.(明日早めに出発したい)

✅ I would sooner take a train than drive.(運転するより電車で行きたい)

未来の予定を伝える時でも「would rather / would sooner」は自然に使えます。
「tomorrow」「next week」などの時間表現とも相性良好です。

感情的・強調表現の実例

「would sooner」は、意志の強さや感情を伴う選択にぴったりです。

✅ I would sooner lose my job than betray my team.(チームを裏切るくらいなら仕事を失ってもいい)

強い意見や倫理観を伝えるときに効果的な表現です。

  • I would sooner eat dirt than ask him for help.(彼に助けを求めるくらいなら泥を食べる)
  • I would rather be alone than in bad company.(悪い仲間と一緒にいるくらいなら一人がいい)

このように「強調」や「感情」がこもる言い回しも魅力的ですよね。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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