英語の強調語・控えめ語って、どう使い分ければいいの?
「英語で“すごい”って、どう言えば一番それっぽいの?」
そんな疑問を持ったこと、ありませんか?
英語には、感情や意見を“盛ったり引いたり”できる便利な表現がたくさんあります。
それが「強調語(intensifier)」と「控えめ語(mitigator)」。
例えば「so good(めちゃ良い)」と「fairly good(まあまあ良い)」では、伝わる温度感がまるで違います。
この使い分けが自然にできるようになると、英語のニュアンス表現が一気にネイティブに近づくんです。
この記事では、日常会話やSNS、ビジネス英語でも役立つ「強弱表現」を体系的に解説。
- “so”と“such”の違いは?
- “quite”と“pretty”ってどう違う?
- ネイティブがよく使う“kinda”って何?
こういった疑問に答えながら、実際にどう使い分ければいいかを分かりやすくご紹介します。
あなたの英語表現力がワンランク上がること間違いなしです!
英語の強調語と控えめ語とは?

英語には「すごく」「まあまあ」など、強さの度合いを表す副詞がたくさんあります。この記事では、so・such・quite・pretty・kindaなどの強弱ニュアンスと使い方の違いを、例文とともに分かりやすく紹介します。
英語の会話で「めっちゃすごい!」とか「まあまあかな」といった“感情の温度”をどう表現するか、実はかなり奥が深いんです。
そのカギとなるのが「強調語(intensifier)」と「控えめ語(mitigator)」です。
例えば、”so good” って聞くとすごく良い感じがしますよね?でも “fairly good” になると急に評価が控えめになります。
感情の強さを調整することで、言葉のニュアンスは大きく変わります。
英語をネイティブっぽく使いたいなら、こうした強調・控えめ表現をマスターするのが近道!
“so / such”の違い・使い分け
“so”と“such”はどちらも強調の意味を持ちますが、使い方には違いがあります。
so + 形容詞/副詞:She is so kind.(とても親切)
such + 名詞句:She is such a kind person.(なんて親切な人!)
“so”は単純に程度を強める一方、“such”は形容詞+名詞のセットを全体として強調します。語順ミスに注意しましょう!
“quite / pretty / fairly”の比較
この3語はいずれも「ある程度」「かなり」の意味を持ちますが、微妙なニュアンスが異なります。
quite:ややフォーマルで、意味は「非常に」に近い(例:It’s quite important.)
pretty:カジュアルで軽め(例:She’s pretty smart.)
fairly:さらに控えめ、ビジネスなどで無難に使われることが多い
感情や文脈に応じて使い分けましょう。
“kinda”の意味&会話での使い方
“kinda”は“kind of”の省略形で、会話でとてもよく使われます。
意味:ちょっと、やや、なんか
例:I’m kinda tired.(ちょっと疲れてる)
フォーマルな文書では避けますが、日常会話では柔らかい印象を与えます。
各語句の強さレベル早見表

これらの語は、文のトーンや意味合いを微妙に変えます。ここでは、強調度の高い順に並べた早見表とともに、代表例を紹介します。
レベル | 表現 | コメント |
---|---|---|
強 | so, such | 感情がこもった強い表現 |
中 | pretty, quite | 状況に応じて強調・控えめに使える |
弱 | fairly, kinda | 丁寧・控えめに伝える |
so / such:最強クラスの強調
“so”と“such”は感情のこもった強い強調を表します。
so + 形容詞:She’s so happy.(すごく幸せ)
such + a + 形容詞 + 名詞:That’s such a great idea!(なんて素晴らしいアイデア)
話し手の感動や驚きを強く伝えたいときにぴったりです。
quite:穏やかに“かなり”控える語
“quite”は特にイギリス英語で多く使われ、「控えめな強調」に分類されます。
例:It’s quite good.(かなり良い)
アメリカ英語ではやや意味が弱まり「まあまあ」のニュアンスになることも。
文脈次第で印象が変わるので、注意して使いましょう。
pretty / fairly:カジュアルな控え目
どちらも強すぎない程度の評価に使います。
pretty:She’s pretty smart.(けっこう賢い)
fairly:The results were fairly impressive.(まあまあ良かった)
“pretty”はくだけた会話で、“fairly”は少し丁寧な印象です。
強弱表現の実践例&使い分けガイド

それぞれの副詞は文脈での使い方が重要です。ここでは、ネイティブが実際に使う表現例を紹介します。
日常会話の例文集
That’s so crazy!(マジでやばい!)
I had such a good time.(本当に楽しかった)
It’s pretty cold today.(今日はけっこう寒い)
I’m kinda busy now.(ちょっと忙しいかな)
実際の会話で頻出する自然な言い回しを覚えておきましょう。
ネイティブはこう使う!実践Tips
ネイティブは微妙なニュアンスを強調語で表します。
感動や驚き→“so”や“such”
丁寧に伝えたい→“quite”や“fairly”
フレンドリーな印象→“pretty”や“kinda”
また、“really”や“totally”も合わせて使うことで強調をさらに強めることが可能です。
よくある疑問FAQ

最後に、学習者からよく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。
Q:”quite amazing”って矛盾?
一見“quite”は控えめで、“amazing”は強調語なので矛盾するように感じるかもしれませんが、実際には「かなりすごい」としてよく使われます。イギリス英語では肯定的な意味が強く、アメリカではやや控えめです。
Q:pretty と really の違い?
どちらも「とても」を意味しますが、強さが異なります。
pretty good:けっこう良い(控えめ)
really good:本当に良い(強調)
“pretty”は控えめな評価、“really”は強い賛辞を表します。話し方に差をつけたいときに便利です。
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