
この記事では、空港、ホテルのリアル英会話30選を解説します。
海外旅行の初日――空港に降り立った瞬間、英語が出てこない。
イミグレーションで何を聞かれてるのか分からず固まる。タクシーの運転手にホテル名を伝えられず、グーグルマップを必死に見せる……。
「英語ができたら、もっとスムーズだったのに」
そんな後悔、もう繰り返したくないですよね?
実は、空港からホテルまでの導線で使われる英語フレーズって、パターンが決まってます。
全部を覚える必要はない。「これさえ覚えれば通じる」リアルな30フレーズだけで、旅のスタートは劇的にラクになるんです。
この記事では、英語が苦手な大人でも使える“厳選30フレーズ”を、空港→ホテルの流れに沿って紹介します。
しかも後半では、心理学を応用した「忘れない覚え方」までご紹介。
次の海外旅行で、パニックにならずに自信を持って動ける自分になるために――
今から一緒に、必要な英語だけを、ピンポイントで押さえていきましょう。
なぜ「空港〜ホテル間」の英語がカギになるのか?

「海外旅行で英語が必要になるのって、観光地とかレストランでしょ?」
そう思ってる人、正直多いんです。でもね、一番“詰む”のは旅の最初の30分。つまり空港からホテルまでの移動なんです。
なぜか?
- 疲れている(長時間フライト後で頭が回らない)
- 初めての土地で緊張している
- 急に英語モードに入れない
この3拍子が揃うと、簡単な英語すら思い出せないんですよ。しかもこのタイミングって、入国審査やタクシーの支払い、ホテルのフロント対応など、“言葉が通じないとマジで動けない場面”の連続なんです。
私も最初の海外旅行で、イミグレで「Why are you here?」の一言にフリーズした経験があります(笑)。
結局、横にいた欧米人の人に助けられて、何とか入国できたんですけど……あの時の情けなさ、今でも思い出します。
逆に言えば、この移動導線だけピンポイントで英語を準備しておけば、「旅の不安の8割」は消えます。
だからこの記事では、この部分に特化して、使える英語だけを超厳選しました。
空港到着〜入国審査:まずは“ここ”で英語が詰まる人が多い

海外の空港に降り立った瞬間、最初に待ち構えるのが「入国審査(Immigration)」です。
ここが最初の関門。私も含め、英語が得意じゃない人はここで一気に心拍数が上がります。
でも安心してください。よく使われるフレーズは、意外とワンパターン。つまり、事前に準備しておけばほぼ乗り切れるんです。
🔻 よく聞かれる質問と返答フレーズ
審査官の質問 | 意味 | 使える返答 |
---|---|---|
What’s the purpose of your visit? | 訪問の目的は? | I’m here for sightseeing.(観光です) |
How long will you stay? | 滞在期間は? | I’ll stay for five days.(5日間です) |
Where are you staying? | どこに泊まるの? | I’m staying at the Hilton Tokyo.(ヒルトン東京に泊まります) |
Do you have a return ticket? | 帰りのチケットはある? | Yes, I do.(はい、あります) |
3つのポイント:焦らず答えるコツ
- 聞かれたことだけにシンプルに答える
余計なことを言うと混乱の元です。例:「Just sightseeing.」「Only five days.」でも十分通じます。 - 事前に宿泊先・帰国日をスマホにメモしておく
ホテル名や住所が分からないと、入国できない国もあります(アメリカとか)。 - ジェスチャー&笑顔は最強の味方
堂々と答える姿勢が大事。下を向いてモゴモゴすると、怪しまれることも。
税関〜荷物受け取り、質問に即答できるリアルフレーズ

入国審査を無事通過すると、次は税関(Customs)と荷物受け取り(Baggage Claim)のフェーズに入ります。
このタイミングで聞かれる英語も、実はワンパターン。パターン化されてるからこそ、最低限のフレーズを準備しておくだけで安心感が爆上がりします。
荷物受け取り&税関で使えるリアル英語
シーン | 相手のセリフ | あなたの返し方 |
---|---|---|
荷物が出てこない | My bag hasn’t arrived. | I think it’s missing. Can you help me?(たぶん紛失したかも。助けてもらえますか?) |
同じスーツケースが並んでる | Does it have a tag? | Yes, here’s my tag.(はい、タグあります) |
税関で「何か申告する物は?」 | Do you have anything to declare? | No, I don’t.(いいえ、ありません) |
「食べ物持ってる?」 | Are you bringing any food? | Just some snacks.(お菓子だけです)※国によって要注意! |
ちょっとしたトラブルに備えるコツ
- 荷物タグの控えは、必ずスマホで写真を撮っておくこと!
タグをなくすと探してもらうのに時間がかかります。 - スーツケースに目印(ステッカーやバンド)をつけておくと混乱防止に◎
黒いスーツケースってほんとに被るんです。 - 「Do you have anything to declare?」の意味は事前に覚えておくこと!
これ知らないと毎回「え?」ってなって焦ります。
海外旅行で空港からの移動手段、タクシー・バス・電車で使える英語

無事に荷物を受け取ったら、いよいよホテルへ向かう移動フェーズ。
ここでも英語が必要になる場面はバッチリあります――が、安心してください。使うフレーズは限られていて、むしろここが一番“型”にハマります。
タクシーを使う場合
状況 | フレーズ |
---|---|
乗車時 | Can you take me to this hotel?(このホテルまでお願いします) |
住所を見せる | Here’s the address.(住所はこちらです) |
値段確認 | How much is it?(いくらですか?) |
支払い | Can I pay by card?(カードで払えますか?) |
コツ:ホテルの地図やスクショを見せると圧倒的にスムーズ。
言葉より視覚が強いって、マジです。
空港バスを使う場合
シーン | フレーズ |
---|---|
チケット購入 | One ticket to [ホテル名 / 駅名], please.([ホテル名]まで1枚ください) |
時刻確認 | When does the next bus leave?(次のバスはいつですか?) |
乗車時 | Is this seat taken?(この席、空いてますか?) |
※都市によっては、ホテル直通のシャトルバスがある場合も。「シャトルバス(shuttle bus)」の看板を要チェック。
電車・地下鉄を使う場合
シーン | フレーズ |
---|---|
路線確認 | Does this train go to [駅名]?(この電車、[駅名]に行きますか?) |
切符購入 | How much to [駅名]?([駅名]までいくらですか?) |
改札で | Where is the platform for [路線名]?([路線名]のホームはどこですか?) |
電車の方が安くて速いこともありますが、英語に自信がないならタクシーが最も安心です。
ただし、ぼったくりには注意。値段は事前確認を!
ホテルチェックイン、英語が出てこない大人にありがちな落とし穴

さあ、ようやくホテルに到着。ここでホッとする人も多いんですが――
実は“落とし穴”が待っているのがこのチェックインの場面。
チェックインって、意外と会話のラリーが多いんです。しかも、相手が早口だったり、アクセントが強かったりすると、完全に頭が真っ白になる人も珍しくありません(昔の僕がそうでした…)。
チェックイン時によく使うフレーズ
相手のセリフ | あなたの返し方 |
---|---|
May I have your passport, please? | Sure. Here you go.(はい、どうぞ) |
Do you have a reservation? | Yes, I have a reservation under the name [Yamada].(山田の名前で予約してます) |
How many nights will you be staying? | Two nights.(2泊です) |
Could you fill out this form? | Sure.(はい) |
よくある“あたふたポイント”
- 名前のスペルを聞かれて焦る
→ 落ち着いて「Y-A-M-A-D-A」とアルファベット一文字ずつ言えばOK。 - デポジット(保証金)をカードで取られてびっくりする
→「It’s just a deposit. No charge now.(今は請求されないよ)」と言われることが多いけど、意味が分からず不安になる人も。事前に知っておくと安心。 - 部屋の場所・朝食の場所を説明されるけど、頭に入らない
→ そんな時は「Could you please write it down?(書いてもらえますか?)」で回避。
正直な話、「予約してるのに、英語が通じず部屋に入れない」というトラブルは珍しくないです。
でもこれらのフレーズさえ押さえておけば、“英語ができる風”に見せることも可能です(笑)
トラブル対応フレーズ、荷物紛失・道に迷った時に効く一言

旅行中、英語が必要になるのは「楽しい時」だけじゃありません。
むしろ本領が試されるのは、トラブルに直面したときです。
焦ってるときこそ英語が出てこない。でも、ここでパニクるか落ち着けるかで旅の快適度は天と地の差になります。
ありがちなトラブル&使えるフレーズ集
ではいくつか 海外旅行でよくありがちな場面で使えるフレーズを紹介します。
荷物が出てこない/紛失したとき
状況 | フレーズ |
---|---|
スーツケースがない! | My baggage hasn’t arrived.(荷物が届いていません) |
カウンターで聞く時 | Can you help me find my bag?(荷物を探してもらえますか?) |
特徴を伝える | It’s a black suitcase with a red ribbon.(赤いリボンの黒いスーツケースです) |
- タグ番号の控えはここで命綱になります。スマホで撮っておくべし。
道に迷ったとき
状況 | フレーズ |
---|---|
ホテルが分からない | I’m lost. Can you help me find this place?(迷いました。この場所を探しています) |
マップを見せる | Here’s the map.(地図を見せながら) |
トイレを探す | Where’s the nearest restroom?(一番近いトイレはどこですか?) |
近くの駅を聞く | How can I get to the nearest station?(最寄り駅への行き方を教えてください) |
トラブル時こそ「単語+ジェスチャー」が最強
正直、流暢な英語は要りません。
「単語+必死さ+ジェスチャー」で、人はほぼ助けてくれます。
例えば
- “Lost!”(迷った)と地図を見せる
- “Toilet?”とトイレの方向を指さす
これで大体伝わります。
そしてもう一つ大事なのは「笑顔」。
不安でも、にこっとすれば相手も優しくしてくれます。これは世界共通の魔法。
【心理テク付】30フレーズを忘れず脳に定着させる覚え方

せっかく覚えた英語フレーズも、旅先で思い出せなかったら意味がない――
そう思いませんか?
英語の勉強って、「知ってるけど出てこない」の壁が一番厄介なんですよ。
だからこそ、“覚えたフレーズを本番で使えるようにする”心理的なコツが必要なんです。
心理テク①:「想起リハーサル」を使え!
これは心理学で「リトリーバル・プラクティス」と呼ばれる記憶定着法。
つまり、ただ繰り返すより、“思い出す訓練”をする方が記憶に残るというやつです。
おすすめはこれ↓
- ノートやアプリを閉じて、「空港で言われること」を自分で再現してみる
- 例えば「Why are you here?」って聞かれたと想定して、「えーと、観光です…」と実際に口に出す
これだけで脳への定着率が3倍以上アップすると言われています。
心理テク②:「ストーリー記憶」に変える
ただの単語の羅列は忘れるけど、「物語」は覚えてる。
これは脳の構造上、自然なことなんです。
だから、自分の旅行プランに英語を組み込むのが最強。
例
- 成田空港に着いた→入国審査で「I’m here for sightseeing.」
- 荷物がない→「My baggage hasn’t arrived.」
- ホテル到着→「I have a reservation under Yamada.」
こうやって自分の行動”と英語をリンクさせると、記憶が爆発的に残ります。
心理テク③:不安な場面ほど声に出して練習する
人間って「やばい場面」をシミュレーションしておくと、いざという時に強いんです。
私がよくやってたのは、鏡の前で入国審査のロールプレイをすること。
「Why are you here?」
→「I’m here for sightseeing!(ニッコリ)」
これ、バカっぽいけど本当に効きます(笑)
“声に出して、表情つきで”やるのが最大のポイント。
まとめ:次の旅で“焦らない”自分になるために

空港に着いた瞬間、いきなり英語の壁。
入国審査、荷物の受け取り、タクシーの運転手、ホテルのフロント……。
でも、今日紹介した30フレーズだけで、その不安の8割は消せます。
ポイントは3つだけです。
- よく使う場面に絞って準備する
- シンプルな英語でOK(むしろその方が通じる)
- 心理学テクで「覚える」じゃなく「使える」に変える
私自身、中卒で英語なんて全然できなかったけど、この方法でTOEIC900点を超える英語力までたどり着けました。
だからこそ断言できます。英語は「暗記」じゃなく、「体験の中で思い出す練習」が命です。
次の旅では、もうパニックにならなくていい。
使える30フレーズを、あなたの“旅の武器”にしてください。
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