アルファベットE が英語使用率 No.1:T を超える12%の頻度をデータで解説

英語で最も頻繁に現れるアルファベットは何でしょうか?
多くの人が “A” と答えますが、統計が示す アルファベットE です。


Google Books や Oxford など複数コーパスの分析では、E の出現率は平均12%と突出しています。

本記事では、E が英語中で際立つ理由と文字頻度ランキングを図表で解説します。


さらに E を含む代表単語、発音バリエーション、学習への活かし方まで網羅。
「英語 E 出現頻度」を押さえて語彙クイズやライティングに役立てましょう。

よく使われるアルファベットはE
目次

“E” の出現頻度 ─ データで見るアルファベットランキング

英語のテキストにおいて、

“E” は他のどの文字よりも高い頻度で登場します。

実際、英語の単語の約12.7%に “E” が含まれているのです。

この割合は、2番目に多い “T” の9.6%と比べても群を抜いていると言われてます。

「ほんとに?」

と思う人も多い筈です。

そこで根拠についても調べてみました。

順位アルファベット出現率*¹主な出典
1E12.0 – 12.7 %Google Books Ngram (2024)・Oxford OED 統計
2T9.0 – 9.6 %同上
3A8.1 – 8.3 %Cornell “Math Explorer”
4O7.4 – 7.6 %Google Books Ngram
5I6.9 – 7.1 %Oxford OED

Eが最も英単語で出現頻度が多い3つの根拠

  • Peter Norvig 氏による分析:Google Books Ngram データセットを用いた分析によると、”E” の出現頻度は約12.49%であることが示されています。
  • Cornell University の Math Explorer のデータ:Cornell University が提供する Math Explorer のページでは、”E” の出現頻度は12.02%と記載されています。
  • Oxford English Dictionary の統計:Oxford English Dictionary(OED)の公式ウェブサイトによると、”E” は英語で最も一般的に使用されるアルファベットであり、その出現頻度は11.1617%であるとしています。

多少の意見が分かれるもののおおよそ平均すると12%程度という事になります。

先ほど私が述べた12.7%という数字は、これらの結果とほぼ一致しています。

なぜ “E” が圧倒的に多いのか?

  1. 機能語に集中
    the, be, he, she, we など、高頻度の冠詞・動詞・代名詞ほとんどに “E” が含まれる。
  2. 接頭辞・接尾辞への多用
    re-, -ed, -er, -ment など派生語を量産するパーツとして不可欠。
  3. 歴史的音変化の名残
    中英語で語末の -e が黙字化しつつ綴りだけ残った単語が多数(例 make, give)。

バーグラフで表示すると E の棒が 2 位 T の約 1.3 倍

よく使われるアルファベットはEグラフ比較

“E” を多く含む単語 ― 高頻度ワードから語彙アップに使える単語まで

“E” を含む英単語は非常に多岐にわたります。

例えば、”the”、”be”、”we”、”he”、”she”、”me” など、最もよく使われる単語の多くに “E” が含まれています。

また、”love”、”friend”、”feel”、”freedom” といった、私たちの日常生活で欠かせない単語にも “E” が使われています。

いくつかEおを利用する単語を並べてみました。

カテゴリ英単語(Eを太字で表示)品詞・意味ワンフレーズ例文
① 機能語・超高頻度the, be, we, he, she, me冠詞・動詞・代名詞He is the leader, isn’t he?
② 日常基本語frend, feel, left, next, yes名・動・副I left my keys next to the desk.
③ 感情・価値観love, hope, peace, fredom, desire名・動Hope and peace are universal desires.
④ ビジネス頻出email, meeting, service, revenue, complete名・動・形The project is complete, send the email.
⑤ アカデミック語彙hypethesis, research, cell, gene, theoryThe theory explains how genes mutate.
⑥ 上級・語感が映える単語eloquent, serene, epitome, resilience, opulence名・形Her eloquent speech exuded resilience.

覚え方のヒント

  • 機能語(①)はチャットのなかで自然に体得。
  • ②③は感情や日常動作と結びつけてフラッシュカード化。
  • ビジネス語(④)は実メールの件名に入れて定着を図る。
  • ⑤⑥は「E を3つ以上含む単語だけで英文を書く」などのゲーム形式でアウトプット練習をすると印象に残りやすいです。

こうして見ると、E は生活語から学術語まで幅広く“語彙の背骨”を形成していることが分かります。リストを日々の英作文やチャットに取り入れ、E の存在感を体感してみてください。

“E” を含む頻出英単語40選【日常会話・ビジネス・学習でよく見る語】

#単語発音(簡易)意味・用例
1theðə / ðiその・定冠詞
2bebiː〜である・存在する
3wewiː私たち
4hehiː
5sheʃiː彼女
6memiː私を/に
7you ’rejʊəryou are の短縮
8theyðeɪ彼ら・彼女ら
9werewɜːrbe の過去形
10thereðeərそこに/存在する
11herehɪərここに
12timetaɪm時間
13havehæv持つ・完了助動詞
14eveniːvən〜でさえ/平らな
15everyevriあらゆる
16nevernevər決して〜ない
17peoplepiːpl人々
18firstfɜːrst最初の
19newnuː / njuː新しい
20needniːd必要とする
21feelfiːl感じる
22keepkiːp保つ
23helphɛlp助ける
24weekwiːk1週間
25meetmiːt会う
26wellwɛlよく・健康な
27nextnekst次の
28changetʃeɪndʒ変える・釣銭
29placepleɪs場所
30beforebɪfɔːr以前に
31afteræftər後で
32workwɜːrk働く・仕事
33makemeɪk作る
34taketeɪk取る
35greatɡreɪtすばらしい
36betterbɛtərより良い
37becausebɪkɔːzなぜなら
38betweenbɪtwiːn〜の間に
39exampleɪɡzæmpl
40experienceɪkspɪəriəns経験

こう見ると数多くの英単語にEが利用されている事が実感できますね!

活用ヒント

  • 音読:上位20語は文章を作って声に出すと記憶に残ります。
  • チャット練習:ゲームやSNSで “need, feel, make” など動詞中心に即使用。
  • 語源チェックexperienceexperiment など派生語も一緒にメモすると語彙が広がります。

このリストを日常の英作文やタイピング練習に取り入れて、E を含む高頻度語を確実にマスターしましょう。

“E” の発音バリエーション ─ たった1字でここまで変わる!

“E” の発音バリエーション ─ たった1字

“E” は、その位置や単語によって実に多様な発音をします。

例えば、”me” では長音、”bed” では短音、”faded” では “イ” に近い音を表します。

さらに、”cafe” のように、まったく発音されない場合もあります。

この発音の多様性も、”E” が英語の中で重要な役割を果たしている理由の一つと言えるでしょう。

英語の E は位置や綴りパターンで少なくとも5通り以上の音価を持ちます。
代表的なものを IPA(国際音声記号)付きで整理すると下表のとおりです。

発音タイプ例語 (E を太字で表示)IPAカタカナ近似説明・ポイント
① 長母音 /iː/me, she, complete/miː/ミー語末 e が単独、または “-e+consonant+e” パターン(make, theme)で現れやすい
② 短母音 /ɛ/bed, get, left/bɛd/一般的な “エ” 音。閉じた音節(CVC)で頻出
③ シュワ /ə/happen, problem, taken/hӕpən/ア/エ中間無強勢位置で弱化して曖昧母音に変化
④ 二重母音 /eɪ/they, weigh, sleigh/ðeɪ/エイ“ey/eigh/ei” など綴り特有の例外
⑤ /ɪ/寄りの音better, anime/bɪtər/アメリカ英語の -er、語末外来語などで短い “イ”
⑥ 黙字 (サイレント E)cake, drive, time語末で母音を延ばす役割だけを果たし、自身は発音されない

学習ヒント

  • ①②③ が全体の8割以上。まずは me / met / lemon の3音を確実に区別。
  • /ɪ/→日本語「イ」より短く中央寄りの音。little, women で練習。
  • サイレント E は “preceding vowel の長音化” と “語尾が子音+e の視覚効果” の2役を覚える。

オンライン辞書(Cambridge, Oxford)で IPA と音声を確認し、各パターンの単語を 3 つずつ音読すると E の発音感覚が立体的 に身につきます。

アルファベットEが持つ印象

アルファベットEの印象

“E” という文字から受ける印象は、人によって異なるかもしれません。

しかし、多くの人は “E” を見ると、真っ直ぐで堅実な印象を抱くのではないでしょうか。

これは、”E” が多くの基本的な単語に使われていることと無関係ではありません。

英語を学ぶ上で、”E” の重要性を理解することは欠かせません。

“E” が与える5つのイメージ

印象根拠・具体例
① 安定感3本の水平線と1本の縦線で構成され、視覚的に“土台が揺れない”形です。活字デザインの世界では 直線比率が高い文字ほど堅実な印象 を与えるとされています。
② 親しみやすさ最頻出字ゆえ、読む側の脳が「見慣れている」と感じます。文字認知研究では、出現頻度が高いほど処理負荷が下がり、親近感が生まれる と報告されています。
③ テクノロジー感email、e-commerce、e-learning など “e-” は 電子=digital の接頭辞として定着。IT やスタートアップのロゴでも ‘E’ を強調する例が多いです。
④ 中立・柔軟母音でも子音でもない “半母音的” な役割を取り、短音/長音/黙字と 状況に合わせ形を変える柔軟さ を象徴します。
⑤ 心理的な“前向きさ”アルファベット順で A→B→C→D→E と上位に位置し、「Elementary(基本)」「Excellent(卓越)」などポジティブ語が多数。初学者でも覚えやすく、安心感を与えます。

この記事を通じて、”E” という文字の魅力を感じていただければ幸いです。

英語の学習に役立てていただくとともに、言葉の奥深さについても考えるきっかけになれば嬉しく思います^^

マーケティングの見出しで “E” から始まる単語を置くと、読者が自然に視線を止めやすいと言われます。記事タイトルやCTAボタンのコピーに “Easy”“Essential”“Experience” などを盛り込むとクリック率向上が期待できます。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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