TOEIC文挿入は「代名詞サイン」で9割解ける!気づいた人から点が伸びる新常識

TOEICのPart 6、つまり文挿入問題。これ、地味だけど厄介ですよね?

「なんか違和感あるけど、どれが正解かわからない」
「文は読めてるはずなのに、選択肢が全部しっくりこない…」
そんな経験、僕にも山ほどありました。

正直に言うと、僕がTOEICのスコアを800台から900点超えに持っていけた最大のポイントは、Part 6を“心理的視点”で分析したことでした。

英語の問題なのに、解くカギは「心理」。どういうこと?って思いますよね。
でも、英文の中で代名詞や接続詞が何を指してるか、それって“人間の思考の流れ”=心理のクセに沿って理解しないと見えてこないんです。

文挿入問題は、単なる文法や単語力だけでは解けません。
必要なのは、「どの文が自然につながるか?」を見抜く“文の流れを読む力”。

そして、その流れのカギになるのが、
代名詞/接続詞/時制/文脈という名の「サイン」です。

この記事では、僕自身がTOEIC900点を超えるまでに実践してきた
「見逃しがちな文挿入の手がかり=心理サイン」の読み方を、具体例つきで解説していきます。

読み終わるころには、文挿入の選択肢を見て「どれが自然か」が手に取るようにわかるようになりますよ。

目次

文挿入問題で差がつく「代名詞サイン」の見つけ方

文挿入問題で差がつく「代名詞サイン」の見つけ方

TOEIC Part 6 の文挿入問題では、代名詞が「何を指しているか」を即座に把握することが正解のカギです。とくに “it” や “they” などの指示語は、前の文脈を丁寧に読み解く必要があります。ここでは「代名詞サイン」の見つけ方を具体的に解説します。

“it・they・this・these”は何を指している?

文挿入問題では、代名詞の「指示対象」を見抜く力が問われます。

たとえば “it” は直前の名詞(単数)を指すのが基本ですが、抽象名詞や行為全体を指す場合もあります。

“they” や “these” は複数名詞との対応が必要。数の一致に注意が必要です。

“this” は直前の出来事を指すケースが多く、内容のまとまりを意識すると効果的です。

💡コツ:「代名詞が出てきたら、直前1~2文を読み、名詞の数・種類・話題との一致を確認すること!」

直前・2文前までさかのぼって確認する理由

代名詞の指示対象は、必ずしも直前文とは限りません。

例:「The team launched a new app. It quickly gained popularity.」
→“It”の指す内容は“a new app”。

このように、2文前に戻ると、文と文のつながりがより明確に見えてきます。

TOEICの文挿入問題は、「どの文が文脈的につながるか?」を問う問題。主語や単語だけでなく、文の主題やトーンまで含めた理解が重要です。

時短テク:「代名詞が文頭に出てくる選択肢は、必ず前文との一致をチェックする」

あわせてチェック!時制と数の一致で正答率アップ

あわせてチェック!時制と数の一致で正答率アップ

代名詞の確認と並行して、必ずチェックすべきなのが「時制」と「単数・複数」の一致です。ここがズレていると、たとえ意味が通じても文全体の流れが不自然になります。

時制ずれはミスの温床!文挿入時の確認ポイント

文挿入では、周囲の文と同じ時制を使うのが基本です。

例:「The company holds a meeting every Monday. It discussed new plans yesterday.」
→現在形と過去形が混じっていて不自然。違和感アリ!

✅確認ポイント

  • 周囲の文の動詞は何形か?
  • “last year”“recently”“at the moment”など時間表現があるか?

この2点を3秒でチェックするだけで、誤答を避けられます。

単数複数の代名詞ミスを避ける方法

“they” を使うなら、複数の名詞を指している必要があります。

ミス例:「The department is expanding. They plan to hire more staff.」
→”department” は集合名詞であり、通常は単数扱い!

特に注意すべき名詞

  • company
  • team
  • staff

これらは感覚的に複数に思えても、基本的には単数で使う。

🛠対処法:「代名詞と前文の主語の“数”を一致させる」→文法より“数感覚”を優先

文脈から選ぶ!接続詞&ロジカルフロー重視

文脈から選ぶ!接続詞&ロジカルフロー重視

代名詞だけでなく、接続詞や論理構造(ロジカルフロー)にも注目すると、文挿入の精度がぐっと上がります。

“However”や“For example”は文挿入のヒント?

接続詞の使い方が正しければ、それだけで選択肢を消せます。

  • “However” → 逆接。直前の文と内容にギャップが必要。
  • “For example” → 例示。前文が抽象的であることが前提。

例:「Sales increased significantly. For example, the Asian market grew by 30%.」

他にも “Therefore”“In addition”“Meanwhile” など、機能を意識するだけで正解率がアップします。

📌攻略法:「接続詞を見たら“何をつなぐ役割か”を脳内でシミュレーション!」

メール件名や形式で文の目的を予測しよう

TOEIC Part 6 はメールや通知文が多く出題されます。

そのため、件名(Subject)や宛名・文末の文型が超重要

例:「Subject: Meeting Reschedule」
→ この文書は「日程変更」が中心テーマ。

選択肢にも、案内・依頼・感謝などのトーンが含まれる文が適しているかを確認しましょう。

🔍注目ポイント:「この文書は何を伝えようとしているのか?」を読み解く目を養う

時短攻略:定冠詞・品詞展開で即断のコツ

時短攻略:定冠詞・品詞展開で即断のコツ

時間との戦いになるTOEICでは、選択肢の構造から「即断」するテクニックが超重要です。

“the + 名詞”が既出かどうかで選択肢を絞る

“the” は基本的に「既に出てきた情報」を示します。

例:「We launched a campaign. The campaign focused on young customers.」

“the decision”“the project”などが挿入文に出てきた場合は、それが前に登場していたかをすぐ確認。

判断基準:「“the”が何を指してるか?→前に出てないなら選ばない」

品詞タイプから選ぶ独立タイプ・文脈タイプの見極め

挿入文のタイプを一瞬で見分ける方法のひとつが、「品詞と構文」に注目すること。

  • 独立文:“Thank you for…” “Please note…” →命令・感謝・案内など
  • 文脈文:接続詞や代名詞で始まる。流れの中に自然に収まる文

例:「Please find the attached file.」→これは独立文タイプ。前後の文が何であっても違和感が出にくい。

🧠判断テク:「動詞主体か、接続詞+文脈依存か」を5秒でチェック!

まとめ:代名詞サインに気づける人が、TOEIC文挿入問題を制す

まとめ:代名詞サインに気づける人が、TOEIC文挿入問題を制す

TOEICの文挿入問題で点が取れない理由、それは「語彙」や「文法」ではなく、“文の流れを読む力”が不足しているからです。

この記事で紹介したように、代名詞や接続詞、時制や数、そして定冠詞や文形式といった「サイン」はすべて、“どの文が自然につながるか”を見抜くためのヒント

そして、それらを見逃さずにつかむには、「論理」「心理」「文脈」を読む目が不可欠です。

特に代名詞の使われ方は、人間の“認知の流れ”を映していて、それに気づけるかどうかで正解率はガラッと変わります。

TOEIC900点超えを目指すなら、
✔ 代名詞が何を指しているか?
✔ 接続詞がどう流れをつなげているか?
✔ 文の「立ち位置」は独立か文脈依存か?
…こうした観点で、毎回のPart 6を“検証しながら”解いてみてください。

最初は面倒でも、「あ、ここで ‘this’ が出てきたのは前のアイデアを受けてるんだな」と思えるようになると、英文が“意味の流れ”として見えてきます。

それができた時、TOEICの文挿入は、苦手から得点源に変わります。

焦らず、1文ずつ、「サイン」を丁寧に読み解いていきましょう。
英語は、“文”じゃなくて、“意味”で読む時代ですから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

コメント

コメントする

目次