「英単語がどうしても覚えられない」「勉強してもすぐ忘れてしまう」──そんな悩み、あなたにもありませんか?
僕も昔はそうでした。中卒で学歴もなく、記憶力にはまったく自信がなかった。でも、TOEICで900点を超えた今、ハッキリ言えるのは、「記憶力は才能じゃない」ということ。
記憶力を飛躍的に高めるには、実は“呼吸”と“チャンク”という2つの心理学的アプローチが鍵になるんです。
この記事では、「マインドフルネス呼吸」と「チャンク記憶法」という、今注目されている記憶術を融合させた英語学習の新しいカタチを紹介します。科学的な根拠と具体的な実践法を交えて、今日から実践できるノウハウをギュッと詰め込みました。
記憶の限界に挑戦したい人、何度も挫折してきたけどもう一度やり直したい人へ──。この新習慣で、あなたの英語学習が根本から変わるはずです。
マインドフルネス呼吸が記憶へ与える科学的効果

忙しい現代人が最も失っているもの、それは「集中力」です。スマホ通知、SNS、仕事のマルチタスク…。頭が常に散らかっている状態では、英語を覚えるどころじゃありません。
でも、マインドフルネス呼吸というたった1分の習慣が、脳の「記憶モード」をONにしてくれるんです。
呼吸集中で注意力を高め、情報定着率をUPさせる仕組み
呼吸に意識を向けるだけで、脳の前頭前皮質が活性化する。これは神経科学の研究でも裏付けられています。
「今ここ」に意識を戻すことで、注意力が一気に高まり、脳は情報を効率よく処理し始めます。
僕の場合、英単語帳を開く前に3分間「吸って…吐いて…」とゆっくり呼吸するだけで、その後の記憶定着が目に見えて違いました。まるで脳が“記憶モード”に切り替わるような感覚。
事実、ある実験では呼吸集中前と後で記憶テストを行ったところ、後者の方が平均28%もスコアが上がったという報告もあります。
英単語をチャンク化して効率よく覚える方法

「apple, orange, banana…」と単語を一個ずつ覚えるやり方、正直効率が悪すぎます。僕も昔はそれで苦しみました。でも、“チャンク”という単位で覚えるようになってから、記憶力がまるで別人のように変わったんです。
7±2の短期記憶理論に基づく、チャンク最適サイズとは?
「マジカルナンバー7±2」──これは心理学で超有名な理論。人間の短期記憶が一度に保持できる情報の数は、だいたい5~9個だと言われています。
この理論を英単語学習に応用すると、「単語を単体ではなく、3語くらいの意味のまとまり(チャンク)」で覚えるのが最も効率的という結論に至ります。
例えば
- take a break(休憩する)
- make a decision(決断する)
こういったフレーズで覚えると、文脈ごと記憶に残るので、思い出すのもスムーズなんです。
音声+チャンクで長期記憶に残す:具体トレーニング
単語帳を見て「ふーん」で終わってませんか? それじゃあダメ。記憶にガッツリ定着させるには、「音声+チャンク」の組み合わせが絶対に必要です。
おすすめの4ステップ学習法
- チャンク入り音声を聞く(例:”What do you think?”)
- 声に出して繰り返す
- 書いてアウトプット
- そのチャンクを使って例文を作る
アプリ「Anki」や「Quizlet」を使えば、チャンクごとに音声付きカードを作成できます。僕はこの方法で、たった1ヶ月で200以上のチャンクを覚えました。
アクティブリコールと呼吸×チャンクの相乗効果

「覚える」よりも「思い出す」ことの方が、記憶を強化するのに圧倒的に効果的──これ、知ってました?
アクティブリコールとは、記憶を“呼び出す”練習のこと。これを「チャンク+呼吸」と組み合わせると、驚くほど記憶の定着力が上がるんです。
チャンクを使ったシャドーイング練習のステップ
シャドーイングはリスニング力だけでなく、チャンク記憶のアウトプット練習にも最適。特に僕が実践している「呼吸入りシャドーイング」は、集中力と記憶力の両方を高める神メソッドです。
手順はこうです。
- 呼吸集中で準備(1分間の深呼吸)
- チャンク付き英会話の音声を流す
- 0.5秒遅れで1チャンクずつリピート
- 同時にノートに書いて定着
- 翌日、同じチャンクでリコール練習
マインドフルネス呼吸×英会話チャンクの実践例

「理論はわかったけど、結局どうやって生活に取り入れればいいの?」
──これ、読者の9割が思ってること。僕も最初そうでした。
でも実際は、通勤中やスキマ時間をちょっと工夫するだけで十分。スマホ1台でできるシンプルな方法をご紹介します。
日常や通勤でできる簡単マインドチャンク習慣
通勤中、ぼーっとスマホを眺めているだけの時間を活用して、次のルーティンをやってみてください。
- 電車の中で目を閉じて、深呼吸×3回(吸って…吐いて…)
- 覚えたいチャンクを心の中で2回暗唱(例:”Can I help you?”)
- アプリで音声リピート(「ELSA Speak」などがおすすめ)
習慣化するコツは「時間と場所を固定する」こと。
呼吸でリセット→チャンクで暗記→アウトプット循環法
最後に紹介するのは、僕が「これ以上ない!」と思っている最強の循環ルーティンです。
- 呼吸でリセット(2分)
- チャンク暗記(3チャンク×3セット)
- アプリや音声でアウトプット練習(5分)
この「入力→保持→出力」のサイクルを毎日1回やるだけで、1週間で15~20チャンクが自然に口から出てくるようになります。
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