キックオフミーティングで「英語のゴール設定」がうまくいかないと、その後のプロジェクトがズレまくる——これは私の実体験です。
「なんとなく目標があるようでない」「終わったあとに“結局何決めたんだっけ?”となる」。そんな会議、ありませんか?
特に国際チームや外資系プロジェクトでは、英語での明確なゴール設定がカギ。なのに、具体的なフレーズや構成方法が曖昧なままだと、全員の認識がバラバラになってしまうんです。
この記事では、英語でキックオフのゴールをどう表現し、どう伝え、どう確認すればいいのか。TOEIC900点超えの僕が、実務で使えるリアルなフレーズと一緒に、心理的な工夫も交えて解説します。
「なるほど、これなら今すぐ使えそう!」と思えること間違いなしです。
キックオフでのゴール設定とは?

キックオフミーティングは、プロジェクトの「始まりの一歩」。この場でどれだけ明確なゴールを英語で設定・共有できるかで、その後の成功が左右されます。
英語での会議では、意図が少しズレるだけで解釈がバラバラになります。だからこそ「目的(Purpose)」や「成果物(Outcomes)」を誰が聞いても同じように理解できる言葉で伝えることが重要なんです。
私自身、最初の頃は「なんとなくそれっぽいことを言えばいい」と思って失敗しました。でも、明確なフレームと表現を使うことで、海外のチームでも驚くほどスムーズに進行するようになりました。
「この会議の目的は…」定番フレーズ
一番よく使われるのがこの表現です。
“The purpose of this meeting is to…”
例えば
- “The purpose of this meeting is to define the project scope.”
- “The purpose of this meeting is to align on deliverables and timelines.”
このように、目的を1文でクリアに伝えるだけで、会議全体の方向性がブレなくなります。
SMART目標を英語で設定する
SMARTとは、以下の5要素で構成されるゴール設定法
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性のある)
- Time-bound(期限がある)
例えば
“Our goal is to reduce delivery time by 2 weeks, completing by July 15.”
これは「納期を2週間前倒しで、7月15日までに完了させる」というSMARTなゴールの好例。曖昧さがなく、メンバー全員が同じイメージを持てます。
会議アウトカム共有の表現
「ゴール」と「アウトカム」はセットで語られるべきです。特に英語では、「終わったときに何が完成しているか?」を事前に明示するのが非常に大切。
例
- “By the end of this meeting, we will have a finalized project timeline.”
- “We aim to identify three key milestones by the end of today’s discussion.”
こうした表現は、議論がブレそうな場面でも原点に立ち返る指針となります。
具体的フレーズ集:英語ゴール表現

ここからは、実際の会議でそのまま使える「英語ゴール設定フレーズ」をご紹介します。
“By the end of this meeting, we will…”
このフレーズは、成果物(deliverables)を明示する型として使えます。
例
- “By the end of this meeting, we will have agreed on a roadmap.”
- “By the end of this meeting, we will confirm the team roles and responsibilities.”
プロジェクト開始時の「方向性合わせ」には最適な一文です。
“Our objective today is to…” 活用例
目的共有のフレーズとして、こちらも頻出です。
例
- “Our objective today is to identify key stakeholders.”
- “Our objective today is to finalize the feature set for Phase 1.”
文法もシンプルなので、英語初心者でも使いやすく、かつ通じやすい構文です。
ゴールに関する英語質問・確認文
会議中には、こうした質問で参加者の理解度を確認することが重要です。
- “Is the objective clear to everyone?”
- “Does anyone have a different understanding of today’s goal?”
- “Shall we recap the goal to make sure we’re aligned?”
特にリモート会議では、こうしたリフレーズ&確認が会議の質を保ちます。
進行役向けゴール導入フレーズ

進行役にとって、会議冒頭のゴール共有は「最初の勝負所」です。ここで参加者の関心と集中力をグッと引き寄せましょう。
POWER法を使った開始声明
POWERとは
- Purpose(目的)
- Outcomes(成果物)
- WIIFM(参加者へのメリット)
- Engagement(関与の促し)
- Roles(役割)
例文
“Today’s meeting has one clear purpose: align on the Q3 product roadmap. By the end, we’ll have a draft ready. Your insights are key, so please speak up. Let’s define roles as we go.”
この形式を使えば、参加者の参加意識がグッと上がります。
Agendaへのゴール記載方法
事前に送るアジェンダにゴールを1文入れておくことで、会議の生産性が倍増します。
例
- “Meeting Goal: Confirm scope and assign responsibilities.”
- “Meeting Objective: Finalize user stories for Sprint 1.”
短く、かつ明確に書くことがポイントです。
よくあるFAQ|ゴール設定に関する疑問

最後に、よく聞かれる質問に答えていきます。
どうやって具体的にゴールを決める?
「プロジェクトの目的」と「この会議で決めるべきこと」をセットで整理します。
例
- 目的:チーム間での認識合わせ
- 成果物:次のアクションと責任者
英語ではこう表現できます。
“Ensure alignment among all stakeholders.”
キーワードは「誰が・何を・いつまでに」。これを軸に考えると、自然とSMARTになります。
ゴールが曖昧な時の対処法は?
会議中にこんな一言を
- “Let’s first clarify today’s objective.”
- “What’s the main takeaway we want from this session?”
さらに「複数案の提示→合意形成」というステップが効果的です。ドキュメントに視覚的に書き出すのも有効。
英語では
“Let’s agree on what success looks like.”
この一文、私は何度も助けられました(笑)。
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