海外旅行でショッピングを楽しむなら、「免税制度」を活用しない手はありません。でも実際には、「英語が不安で手続きに自信がない」「どこで何をすればいいか分からない」と感じている人が多いのも事実。この記事では、店舗から空港、税関までの免税手続きを、英語フレーズ付きで徹底解説します。実際に僕がドイツで初めて免税を受け取ったときの失敗談や、税関でアタフタした経験も交えながら、初心者でもスムーズに免税を受けるためのコツを紹介します。
店舗での免税手続きの基本

海外旅行中の買い物で「免税(Tax-Free)」をうまく活用すれば、消費税分がお得になります。ただし、そのためには手続きの流れと最低限の英語表現を知っておくことが必須。ここでは、店舗で免税手続きを行うための基本を解説します。
「免税でください」は英語で?
レジで免税対象商品を購入する場合、「Can I get this tax-free?」(これ、免税で買えますか?)や「Is this eligible for a tax refund?」(これは免税の対象ですか?)と尋ねるのが一般的です。また、「I’m leaving the EU within 30 days.」(30日以内にEUを出国します)といった補足情報を伝えると、店員もスムーズに対応してくれます。
例
- Can I get this tax-free?(これ、免税で買えますか?)
- May I claim a tax refund for this item?(この商品で免税申請できますか?)
国によっては免税対象額が決まっており、例えばフランスでは100.01ユーロ以上、イタリアでは154.94ユーロ以上の買い物が目安となります。
免税申請書の取得と記入方法
「May I have a tax refund form?」(免税申請書をいただけますか?)と聞けば、店員が用紙を用意してくれます。記入が必要な項目は以下の通り
- 名前(ローマ字)
- パスポート番号
- 商品の明細と金額
記入漏れがあると、空港での手続きができないこともあるので、書き方が不安な場合は店員に相談するのがベストです。
空港での免税カウンター場所確認

免税処理の最終ステップは空港内で行われます。手続きがスムーズにいくよう、カウンターの場所確認と必要な英語フレーズを押さえておきましょう。
カウンターはどこ?何と言えば?
空港で「Where is the VAT refund counter?」(免税カウンターはどこですか?)と尋ねれば、案内してもらえます。
例
- Excuse me, where can I get a tax refund?(すみません、免税手続きはどこでできますか?)
- Where is the tax-free counter?(免税カウンターはどこですか?)
カウンターは、チェックインカウンターの近くや保安検査場の前後に設置されていることが多いです。
必要書類とアイテムの提示方法
提示するべき主なアイテムは以下の通り
- パスポート
- レシート(原本)
- 免税申請書(記入済)
- 購入商品(未開封)
会話例
- Here are my receipts and passport.(こちらがレシートとパスポートです)
- Do I need to show the items?(商品も見せる必要がありますか?)
係員によっては、商品の中身を確認する場合もあります。
税関での申告手順

高額商品や電化製品など、一部の免税商品は税関申告が必要です。英語でのやり取りに備えたフレーズを覚えておくと安心です。
「申告するものありますか?」を英語で
税関で聞かれる典型的な質問は、「Do you have anything to declare?」(申告するものはありますか?)です。申告が必要な場合は正直に答えましょう。
例
- No, just personal items.(いいえ、個人用のものだけです)
- Yes, I bought electronics.(はい、電化製品を買いました)
虚偽申告は罰金の対象になるので、正直が一番です。
税関でのスタンプ取得と注意点
「Can I get a customs stamp for my tax refund form?」(免税申請書に税関スタンプをもらえますか?)と伝えて、スタンプを押してもらいましょう。
注意点
- 申請書が破れていたり、記入漏れがあると無効にされる可能性があります。
- 商品は未開封で提示する必要があります。
免税申告成功のためのコツ

免税を確実に受け取るためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。これらを知っているだけで、手続きの成否が大きく変わります。
最低購入額はいくら?
国によって免税対象となる最低購入金額は異なります。
例
- ドイツ:50ユーロ
- 韓国:30,000ウォン
- タイ:2,000バーツ
事前に調べておくことで、無駄な手間を省けます。
未開封バッグはいつ開ける?
「封印バッグ(sealed bag)」に入れられた商品は、空港での税関確認までは開封してはいけません。「Please do not unseal until customs inspection.」(税関検査まで開封しないでください)と書かれていることが多く、開封してしまうと還付が無効になることもあります。
海外でのショッピングをもっとお得に、もっとスマートに楽しむために、免税制度の知識をぜひ味方にしてください。
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