海外旅行で一番焦るトラブルのひとつ——それが「パスポートの紛失」です。
私も以前、バンコクのカオサン通りでパスポートを失くした時、頭が真っ白になりました。
そのとき、現地の警察署と日本大使館を回る中で、痛感したのが「正しい英語フレーズを知っておく重要性」。
日本語ならスムーズに説明できる内容も、英語になると「あれ?なんて言えばいいんだ…?」と詰まってしまう。
でも実は、伝え方には“型”があります。
この記事では、そんな非常事態でも安心して対応できるように、以下のシーン別で使える英語フレーズを完全収録しました。
- パスポート紛失時に必要な定番英語
- 大使館でのやり取り
- 警察署での説明
- 空港やホテルでの緊急対応
この記事を読むだけで、万が一の時でも落ち着いて英語で対応できる自信がつきます。
以下に、すべてのH2・H3セクションに内容を追記・充実させた記事全文をまとめました。
パスポート紛失時に必要な英会話フレーズ集

海外でパスポートを紛失したら、最初に必要なのは「何を、どこで、いつ失くしたか」を伝える英会話です。日常表現+緊急ワードを押さえれば、対応がスムーズに進みます。
I lost my passport の正しい使い方
「I lost my passport」は「パスポートをなくしました」という最も基本的かつ重要なフレーズです。
例:「I lost my passport last night in Osaka.」(昨夜大阪で失くしました)
“lost”の代わりに“misplaced”も使えますが、相手に緊迫感を伝えるなら“lost”の方が自然です。
さらに、「I think I left it in a taxi.」(タクシーに忘れたかもしれません)など、具体的な状況を加えると警察や大使館での対応が速くなります。
シチュエーションごとの補足フレーズ
- “I lost it during a city tour.”(市内観光中に失くしました)
- “I think it fell out of my bag.”(カバンから落ちたかもしれません)
状況を具体的に説明すればするほど、現地スタッフも協力的になります。
「盗まれた」と伝える英語フレーズ
もし盗難の場合は “I think my passport was stolen.” が適切です。
例:「Last night my passport was stolen from my bag at a café.」(昨夜カフェで鞄から盗まれました)
“stolen”という単語で被害の深刻さが伝わり、警察に正式な盗難届を出す際にも必要です。
窃盗が疑われる場合は、“I lost it, but I suspect it was stolen.” と曖昧な表現も有効です。
さらに使える表現
- “My bag was opened without my notice.”(気づかないうちにバッグが開けられていました)
- “I noticed it missing after visiting the crowded market.”(混雑した市場を出た後、紛失に気づきました)
犯行があった可能性のある場所や状況も一緒に伝えると、警察の対応がスムーズです。
「置き忘れた・見当たらない」は英語で?
“misplace”は「置き忘れる」「見当たらない」のニュアンスを含みます。
例:「I might have misplaced my passport at the hotel.」(ホテルに置き忘れたかもしれません)
緊急度は “I lost…” ほどではありませんが、優しく事情を説明したい時に便利です。
警察や大使館では次のように依頼してみましょう。
- “Could you help me retrace my steps?”(手がかりを一緒に探していただけますか?)
- “I can’t remember where I last had it.”(最後に持っていた場所を思い出せません)
やみくもに焦るよりも、丁寧に伝えることで状況が整理され、対応も進みやすくなります。
大使館で使える英語表現と流れ

大使館では「紛失の経緯説明」「身分証明」「緊急渡航書や再発行依頼」がスムーズな手続きの鍵。英語の流れを把握しておくことで、焦らず対応できます。
緊急渡航書を依頼するには?
緊急渡航書を依頼する際は、以下のように言います。
- “Could you issue an emergency travel document for me?”
- “I need an emergency travel document to return home.”
“emergency travel document”は帰国用に使われる臨時の身分証明書で、発行には証明写真、本人確認書類、滞在証明、警察届出などが必要です。
あわせて確認しておきたい質問
- “When can I pick it up?”(いつ受け取れますか?)
- “How much is the fee?”(費用はいくらですか?)
発行まで1〜3日かかる国もあるため、フライトに間に合うかどうかの確認も忘れずに。
再発行の手続きはどう頼む?
再発行は日程に余裕がある方向け。次のように尋ねましょう。
- “Could you assist me with passport reissue?”
- “I’d like to apply for a passport reissue. What documents do I need?”
一般的に必要な書類
- パスポートのコピーまたは旧番号
- 写真(背景白の証明写真)
- 紛失届のコピー
- 滞在先の証明(ホテルの予約確認など)
再発行は時間がかかるため、「いつから取得可能か」など事前にスケジュールを把握しましょう。
最寄りの大使館の聞き方
現地で日本大使館または領事館を探すときは
- “Could you tell me where the nearest Japanese embassy is?”
- “Is it within walking distance?”
Google Mapsや翻訳アプリの併用も有効。
また“consulate”は「領事館」、特定都市にしかない場合もあるため、確認が必要です。
警察署で使える英会話と必要事項

警察署では「紛失・盗難届の提出」「現場情報の提供」「滞在先住所の説明」が主なやりとり。具体的な情報を伝えることで被害届が正確に発行されます。
紛失届の提出方法を英語で説明する
次のように伝えてください。
- “I want to report a lost/stolen passport.”
- “I lost it yesterday in Sakai.”
加えて
- “Do I need a police report for the embassy?”
(大使館向けに警察の証明書が必要ですか?)
この一言で、証明書の発行がスムーズになります。署名・指紋が必要な国もあるので、身分証を持参しましょう。
滞在先・状況の伝え方を学ぼう
詳細な説明を求められたら
- “I was staying at the Sakura Inn on Namba Street.”
- “It happened when I was leaving a taxi near the hotel.”
さらに
- “I retraced my steps but can’t find it.”
(行動を振り返ったが見つからなかった)
周囲の防犯カメラがある場合は「Could you check the CCTV footage?(防犯映像を確認してもらえますか?)」と頼むのもひとつです。
空港やホテルで役立つ緊急フレーズ

空港やホテルでも、パスポート紛失時には“緊急”対応が必要。
「どの窓口?」「いつ届く?」「誰に連絡?」などを英語でスムーズに聞けるよう準備しましょう。
空港で「パスポートを失くした」と伝えるには?
基本の表現
- “I lost my passport. Can you tell me where to go?”
- “I lost my passport at the check-in counter. Which office should I report to?”
さらに活用できる表現
- “Where is the lost and found?”(遺失物センターはどこですか?)
- “How long will the process take?”(手続きにどれくらい時間がかかりますか?)
現地語での表記が読めないときは、地図や表示板を指差して説明してもらいましょう。
ホテル・旅行代理店への連絡方法
ホテルでは
- “Could you help me contact the embassy? I lost my passport.”
旅行代理店では
- “Please tell me the procedure to return home.”
- “I need assistance with a lost passport.”
Wi-Fiが不安定な国では、こうした連絡をスタッフに頼むことで手続きが格段に早くなります。
書類の受け取り日時の聞き方
事前に確認しておくと良い質問
- “When should I come to pick it up?”
- “When is the passport reissue ready for pickup?”
- “Do I need an appointment?”
また、発行時に“ID check”や“receipt”が必要な場合もあるため、その点も合わせて確認しましょう。
この記事を保存しておけば、海外旅行中に万が一パスポートを失くしても、英語での対応に自信が持てます。
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