英語レシピ初心者必見!“pinch”“dash”“drizzle”の意味と使い分け

英語のレシピを読むとき、「この“pinch”ってどのくらい?」「“dash”って何ml?」といった疑問にぶつかったことはありませんか?日本語レシピにはない、感覚に頼る英語表現が山ほど出てくるのが海外レシピの面白さであり、難しさでもあります。この記事では、英語のレシピで頻出する“さじ加減”の表現を中心に、初心者でも理解しやすいように丁寧に解説します。さらに、teaspoonやtablespoonなどの基本単位の違いや、料理番組でよく耳にする調味料表現までをカバー。この記事を読めば、「なんとなく」でごまかしていたレシピの意味がクリアになるはずです。

目次

英語レシピで使われる“さじ加減”表現とは?

英語レシピで使われる“さじ加減”表現とは?

英語のレシピには、正確な分量ではなく“感覚的な表現”がよく使われます。代表的なのが「pinch」「dash」「drizzle」。それぞれの意味と使い方を知ることで、海外レシピもグッと身近になりますよ。

英語のレシピを見ていると、日本語にはない微妙な表現がたくさん出てきます。その中でも特に「さじ加減」が必要な言い回しは、料理初心者にとって戸惑いの元。ここでは、英語レシピに登場する曖昧だけどよく使われる表現を解説します。

「pinch」の意味と使いどころ

「pinch(ピンチ)」は、親指と人差し指でつまむ程度の少量を意味します。一般的には約1/16ティースプーン(約0.3ml)です。たとえば「a pinch of salt(塩ひとつまみ)」のように使い、塩やスパイスなど乾いた調味料によく登場します。微調整に便利で、味のバランスを整えるときに大活躍します。

“pinch”は直訳すると「ひとつまみ」。親指と人差し指で軽くつまむ程度の量です。塩やスパイスなど、少量で風味を加えたいときに使われます。

例文: Add a pinch of salt.(塩をひとつまみ加えて)

日本語の「少々」に近いですが、指でつまむという物理的な行動が前提にある点がポイント。

「dash」はどのくらいの量?

「dash(ダッシュ)」は「pinch」よりやや多めで、液体に対して使われることが多い表現です。目安は約1/8ティースプーン(約0.5ml)。例として「a dash of soy sauce(しょうゆを少々)」のように、ドレッシングやソース作りの隠し味にぴったりです。料理番組では一瞬でサッと加えるイメージです。

“dash”は液体に対して使うことが多く、「ほんの少しだけ注ぐ」という意味。量は決まっていませんが、一般的には1/8~1/16ティースプーン程度と言われています。

例文: Add a dash of soy sauce.(しょうゆを少し加える)

“pinch”と同じく感覚に頼る表現なので、経験が物を言います。

「drizzle」はどう使う?

「drizzle(ドリズル)」は液体を細くたらすようにかける動作を表します。オリーブオイルやハチミツなど、上からまんべんなくかけるときに使われます。例文:「Drizzle olive oil over the salad(サラダにオリーブオイルをかける)」。量よりも動作に焦点があり、見た目や仕上げにこだわる場面で登場します。

“drizzle”は「細く垂らす」という動作に近い表現です。蜂蜜やオリーブオイルなど、液体を軽くかけるときに使います。

例文: Drizzle olive oil over the salad.(サラダの上にオリーブオイルをかける)

見た目の美しさも重視される表現で、料理番組でもよく聞きます。

英語レシピに出てくる単位とその違い

英語レシピに出てくる単位とその違い

英語レシピには日本と異なる計量単位が登場します。特に“ティースプーン”や“テーブルスプーン”は混乱しがち。意味や使い分けを知っておけば、計量ミスも防げます。

料理における分量の単位も英語では独特です。中でも”teaspoon”と”tablespoon”の違いは初心者が最初にぶつかる壁かもしれません。

teaspoon・tablespoonの使い分け

「teaspoon(ティースプーン)」は小さじ、「tablespoon(テーブルスプーン)」は大さじに相当します。目安として、1 tablespoon = 3 teaspoons = 約15mlです。海外の計量スプーンは日本のものと若干サイズが違う場合があるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

  • teaspoon(tsp):小さじ。約5ml。
  • tablespoon(tbsp):大さじ。約15ml。

例文: 1 tablespoon of sugar(砂糖大さじ1)

アメリカやイギリスで微妙にサイズが違うこともありますが、一般的な日本のレシピに近いのはアメリカ式。

pinch・dash・drizzleの比較

これら3つはどれも正確な計量が難しい曖昧な表現ですが、一般的な目安は次の通り

pinch:約0.3ml(粉状の調味料)
dash:約0.5ml(液体が中心)
drizzle:量というより「細くたらす」動作
使う素材や文脈によって意味が少し変わるので、感覚で覚えるのがポイントです。

表現対象量の目安説明
pinch固体ひとつまみ指でつまめる程度
dash液体1/8 tsp前後少しだけ注ぐ
drizzle液体見た目重視表面に細く垂らす

感覚的な表現だからこそ、何度も使って慣れていくのが一番です。

よく使う料理系英語表現まとめ

よく使う料理系英語表現まとめ

海外レシピや番組に頻出する料理英語を覚えておくと、英文レシピの理解がぐっとスムーズになります。

英語レシピで頻出する表現を押さえることで、読解が格段にラクになります。

料理初心者が覚えたい英語表現

初心者ならまず覚えたい表現がこちら

mix(混ぜる)
stir(かき混ぜる)
bake(焼く)
chop(刻む)
simmer(煮る)
これらは頻出ワードで、英文レシピを読む上で必須です。特に「bake」と「roast」はオーブン調理ですが意味が異なる点に注意。

  • stir:かき混ぜる
  • whisk:泡立て器で混ぜる
  • simmer:弱火で煮る
  • bake:オーブンで焼く

これらは基本中の基本。英語レシピを読みこなす第一歩です。

曖昧なさじ加減の英語表現

「少しだけ加える」系の曖昧表現は他にも

a bit of ~(ちょっと)
a touch of ~(ほんの少し)
to taste(味を見ながら加える)
これらは“感覚”で調整する場面で使われます。たとえば「Salt to taste」は「味を見て塩を加えてね」という意味です。

  • a handful of ~(ひとつかみ)
  • to taste(味を見ながら)
  • a knob of butter(ひとかたまりのバター)

どれも感覚が頼りですが、料理って本来そういうものかもしれません。

海外料理番組でよく使われる表現

海外料理番組でよく使われる表現

料理番組では味の調整や仕上げの場面で独特な英語表現が飛び交います。リアルな使い方を知るには、実際のセリフをチェックしてみましょう。

テレビやYouTubeなど、海外の料理番組を見ると実践的な表現が満載です。

料理番組で聞く“ちょっとだけ”の英語

料理番組で頻出の曖昧フレーズ

just a pinch(ほんのひとつまみ)
a little dash(少しのダッシュ)
a quick drizzle(サッとひとたらし)
いずれも「お好みで加減して」というニュアンスを含みます。こうした表現は“さじ加減”の柔軟さを表しています。

  • a tad(ちょっとだけ)
  • a touch of(ほんのわずかの)

「もうちょっと」みたいな感覚を表すにはピッタリ。

調味料を加える時の英語表現集

調味料を入れるときの動詞も注目

sprinkle(ふりかける)
pour(注ぐ)
drizzle(たらす)
toss(あえる)
例えば「Sprinkle salt evenly(塩をまんべんなくふる)」のように使われ、どんな風に加えるかを丁寧に伝えます。

  • season with salt and pepper(塩コショウで味付けする)
  • sprinkle with herbs(ハーブをふりかける)
  • finish with a drizzle of olive oil(オリーブオイルで仕上げる)

番組を見ながらメモを取るだけでも、かなり実力が付きます。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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