英語の謝罪、間違えてませんか?大人のためのスマートなビジネス英語謝罪講座

ビジネスシーンでの謝罪は、日本語でも難しい場面が多いですが、英語となるとさらにハードルが上がりますよね。たった一文の謝罪が、信頼を失うか回復するかの分かれ道になることもあります。特にメールや文書での謝罪では、「どんな言葉を選ぶか」がカギになります。

この記事では、「business apology phrases(ビジネス謝罪の英語表現)」を中心に、TOEIC900点超えの僕が実際に使って効果があった表現を交えながら、使えるフレーズとその意味・背景・使い方を詳しく解説していきます。

感情的にならず、でも誠実さは伝えたい――そんな時にこそ必要なのが、心理学と論理のバランスです。「英語の謝罪」で悩んでいるあなたのために、この記事を捧げます。

目次

ビジネス謝罪の基本構成

ビジネス謝罪の基本構成

ビジネスシーンでの謝罪は、単なる「すみません」では不十分です。責任の所在と改善意欲を示すことで、信頼を維持・回復できます。まずは基本構成を押さえましょう。

ビジネス英語における謝罪は、「謝る→責任を取る→解決策を提示→感謝と共感を伝える」という流れが黄金パターンです。これを押さえるだけで、表面的な謝罪から一歩進んだ“信頼を回復するための謝罪”に変わります。

なぜ「責任をとる」表現が重要なのか

謝罪の際に責任を明確にすることは、相手の不満を和らげ、誠意を伝える第一歩です。特に「I take responsibility」や「It was my mistake」などのフレーズは、相手に安心感を与えます。

I take full responsibility for the confusion caused.
→ 混乱を招いたことについて、全面的に責任を負います。

この一文を加えるだけで、謝罪の信頼性が大きく変わります。相手が上司やクライアントの場合、責任回避よりも信頼回復がはるかに重要です。

“I take full responsibility” の使い方と効果

このフレーズは、自分の過失を素直に認める際に効果的です。

I take full responsibility for the delay.
→ 遅延について、全面的に私が責任を負います。

And I’ve already taken steps to fix the issue.
→ すでに問題解決に向けて対応を始めています。

誠意と行動力の両方を伝えることができます。特に、プロジェクト遅延や報告漏れといったシーンで信頼回復に貢献します。

再発防止を伝えるフレーズ

再発防止を伝えるフレーズ

誠意ある謝罪に欠かせないのが「再発防止策」です。ただ謝るだけでなく、今後の対策を提示することで、前向きな印象を与えられます。

“to prevent this from happening again” の具体例

定番フレーズ「To prevent this from happening again」は、多くのビジネス謝罪で活躍します。

To prevent this from happening again, we will implement a double-check process.
→ このような事態が再発しないよう、ダブルチェック体制を導入いたします。

“offer solution after apology” 例文

謝罪の後に具体的な解決案を添えることで、建設的な印象を与えられます。

We apologize for the inconvenience. As a solution, we will resend the correct data within 24 hours.
→ ご不便をおかけして申し訳ありません。対応策として、正しいデータを24時間以内に再送いたします。

感謝と共感を込めた丁寧な謝罪

感謝と共感を込めた丁寧な謝罪

謝罪に感情を込めると、相手に「分かってもらえた」と感じてもらえます。共感表現や感謝を加えると、謝罪がより円滑になります。

“sincerely apologize” と “I’m sorry for the inconvenience” の違い

「sincerely apologize」はフォーマルで深い謝罪、「I’m sorry for the inconvenience」は軽度の迷惑への謝罪に向いています。

We sincerely apologize for the inconvenience caused.
→ ご不便をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。

“Please accept my apologies” を使う場面とは

「Please accept my apologies」は、丁寧で形式的な謝罪が求められるビジネス文書に最適です。

Please accept my sincere apologies for the delay in response.
→ ご返信が遅れたことについて、心よりお詫び申し上げます。

「Sorry」を使わずに謝るプロフェッショナルな方法

「Sorry」を使わずに謝るプロフェッショナルな方法

英語では「Sorry」の多用はマイナスに捉えられることもあります。代替表現を知っておくと、よりスマートに謝意を伝えられます。

“Thank you for your patience” 等代替表現

謝罪の代わりに「Thank you for your patience」「I appreciate your understanding」は、前向きで丁寧な印象を与えます。

Thank you for your patience while we resolved the issue.
→ 問題解決までお待ちいただき、ありがとうございました。

過剰謝罪を避けるためのコツ

ビジネスでは過度に謝罪を繰り返すと、自信のなさや責任逃れに見えることもあります。

I apologize for the delay. Let me explain what happened and how we’re fixing it.
→ 遅延についてお詫び申し上げます。これが起きた経緯と、現在の対応についてご説明いたします。

フォーマルな謝罪メールの構成

フォーマルな謝罪メールの構成

英語の謝罪メールには、一定の構成があります。丁寧さと論理性を両立させることで、相手への印象が大きく変わります。

件名の書き方と冒頭フレーズ

件名例

Apology Regarding Invoice Error
→ 請求書の誤りに関するお詫び

Our Sincere Apologies for the Delay
→ 遅延に関する心からのお詫び

冒頭

I hope this message finds you well. I’m writing to sincerely apologize for the error in our last communication.
→ ご健勝のことと存じます。このたびのご連絡における誤りについて、心よりお詫び申し上げます。

原因・改善策・再発防止の書き方

謝罪文では「What happened」「Why it happened」「What we’ll do」の3点を明確に述べるのが基本です。

The delay was caused by a system error. We’ve identified the cause and implemented a patch to prevent recurrence.
→ この遅延はシステムエラーによるものでした。原因は特定され、再発防止のための修正を実施済みです。

簡潔でありながら、信頼できる印象を与える構成です。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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