英会話の雑談、どうしても途切れてしまうこと、ありますよね?特に日本人にとっては「間を持たせる」ことに慣れていないので、英語での会話中に沈黙が訪れると一気に焦ってしまう……そんな経験、僕自身も何度もしてきました。
この記事では、英語での雑談が途切れたときにどう対応すればいいのか、どんなフレーズを使えば自然な会話の流れを作れるのかを、具体的な例と一緒に紹介していきます。TOEIC900点を超えた僕も、最初は英語での雑談に苦手意識がありました。でも、心理学をベースにした“ちょっとしたコツ”を知ることで、会話が驚くほどスムーズになるんです。
会話を再開させる「リトリガー」や、話題を繋ぐ「ブリッジフレーズ」、相手を巻き込む質問術など、初心者でもすぐに使えるテクニックが満載です。英語が苦手な人でも安心して読めるように構成しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたの英会話に活かしてください。
雑談が途切れたときの対処法とは?

英会話の雑談中、急に沈黙が訪れると焦ってしまうもの。そんなとき、「何を話せばいいの?」と戸惑う方も多いでしょう。特に英語での会話では、母語ではない不安も加わります。ここでは、会話をスムーズに続けるためのテクニックを解説します。
会話をスムーズに再開するコツは?
沈黙が訪れても焦らず、以下のような簡単なテクニックで会話を再開できます。
- 「最近どう?」などの近況系の質問
- 「さっきの話だけど…」と前の話題に戻る
- 「ちなみに…」と軽く新しい話題を振る
ポイントは、相手に自然に返しやすい話題を選ぶこと。例えば「週末何してた?」など、答えやすい内容が有効です。会話の流れがぎこちなくなっても、リラックスして少し間を置くのも一つの方法ですよ。
英語では、“Anyway,”(それはそうと)“So,”(それで)“As I was saying,”(さっき言ってたように)などのフレーズを使って自然に会話を再開できます。これらは「再び話を始めますよ」というサインになり、相手にも安心感を与えます。
よく使われる“つなぎ言葉”とは?
英語での雑談でも、会話の切れ目を埋める便利なブリッジフレーズがあります。
- “By the way”(ところで)
- “Speaking of that”(それと言えば)
- “That reminds me”(それで思い出したけど)
これらは話題を切り替えたり、思い出した話を自然に導入するのに最適です。例えば、“By the way, did you hear about the new cafe?” のように日常会話にスッと挟むとスムーズですよ。
英語のブリッジフレーズを覚えよう

英語の雑談では、会話を途切れさせない「つなぎ言葉」が大活躍します。ネイティブの自然な流れをまねるには、よく使われる例文を覚えて実際に口に出してみるのが効果的です。
日常英会話で役立つ例文10選
日常会話で使える「つなぎフレーズ」は、英会話初心者にとっても便利なツールです。
例えば
- “By the way, have you seen the latest episode?”(ところで、最近のエピソード見た?)
- “That reminds me, how was your weekend?”(それで思い出したけど、週末どうだった?)
- “Speaking of food, I tried a new restaurant.”(食べ物の話だけど、新しいレストラン行ってみたよ)
- “Anyway, back to what we were talking about.”(それはさておき、話を戻そう)
- “As I was saying, it’s been really busy.”(さっき言った通り、最近すごく忙しくて)
- “So, what do you usually do on Sundays?”(それで、日曜って普段何してるの?)
- “Oh, before I forget, happy birthday!”(あ、忘れる前に言うけど、誕生日おめでとう!)
- “This might be off-topic, but…”(話が逸れるかもしれないけど…)
- “Now that you mention it, I read an article on that.”(そう言えば、それに関する記事を読んだよ)
- “Come to think of it, we haven’t talked about your trip!”(そういえば、君の旅行について話してなかったね!)
これらはすべて自然な会話の流れを作るための一言です。とくに“Anyway”や“You know”は頻出で、使いやすさも抜群。繰り返し練習して、10個くらい覚えておくと安心です。
ビジネス英語での活用例は?
- “Moving on to the next point…”(次のポイントに移ります)
- “Let’s circle back to our main topic.”(本題に戻りましょう)
- “Before we proceed, I’d like to add something.”(先に進む前に、付け加えたいことがあります)
会議やミーティングでもこれらの表現を使えば、プロフェッショナルな印象を与えられます。
話題を自然につなげるテクニック集

唐突に話題を変えるのではなく、相手の話にフックを見つけて“つなげる”ことがポイントです。
“Speaking of…”などの応用術
“Speaking of”は「その話で思い出したんだけど」と自然に話題を変えるのに便利です。
例:
“Speaking of coffee, have you tried that new café downtown?”(コーヒーといえば、あの新しいカフェ行った?)
相手を巻き込む質問とは?
“What do you think about…?”(~についてどう思う?)や”How do you usually…?”(普段どうしてる?)など、相手の経験や考えを引き出す質問を活用しましょう。雑談に“対話感”が生まれます。
雑談を深めるオープン質問とは?

オープンエンド質問(Open-ended questions)は、イエス・ノーで終わらない質問です。話が深まり、より豊かな会話につながります。
会話が広がる質問例10個
- “What do you like to do in your free time?”(自由時間には何をするのが好き?)
- “How was your last vacation?”(最近の休暇はどうだった?)
- “What brought you to this city?”(この街に来た理由は?)
- “Tell me about your job.”(仕事について教えて)
- “What’s something you’re passionate about?”(情熱を持ってることって何?)
- “How do you usually spend your weekends?”(週末は普段どう過ごしてる?)
- “What’s your favorite way to relax?”(リラックスするために一番好きな方法は?)
- “Have you read any good books lately?”(最近いい本読んだ?)
- “What’s your go-to comfort food?”(定番の“元気が出る食べ物”は何?)
- “What’s one place you want to visit and why?”(行きたい場所とその理由は?)
相手に話させる質問のコツ
“Tell me more about that.”(その話もっと聞かせて)や“Why do you think that is?”(なぜそう思うの?)など、深掘りする問いかけを使うと、相手は自然に話を続けやすくなります。
英会話が苦手でも安心!リトリガーフレーズ

“リトリガーフレーズ”とは、会話が止まった時に使える“会話再起動ボタン”のようなもの。いくつか覚えておくだけで、英会話への不安がグッと減ります。
会話を立て直す便利な一言とは?
- “So, tell me more about…”(それで、その話もう少し詳しく教えて)
- “You mentioned earlier… can you explain that?”(さっき言ってた…について、もう少し説明してくれる?)
- “What happened after that?”(その後どうなったの?)
これらのフレーズは、会話を自然に再スタートさせる助けになります。
沈黙を怖がらない心構え
沈黙は決して悪いことではありません。英語圏でも、相手の話を聞いてから返答する文化が根付いています。むしろ、考える時間を与える余裕ある姿勢は好印象に繋がります。
「沈黙=失敗」ではないことを理解し、リラックスして会話に臨みましょう。
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