「英語を勉強したいけど、時間がない」「教科書で学んでもつまらない」と感じているあなたにこそ、Netflixが最強の学習ツールになります。実は、ぼく自身が英語を独学でマスターした中で、最も効果的だった方法の一つが“ドラマ視聴”だったんです。教科書では学べないリアルな会話表現、スラング、アクセントの違い――これらを楽しく身につけるには、ネイティブの世界にどっぷり浸かるのが一番早い。
この記事では、目的別に「英語が学べるNetflix作品」を厳選して紹介します。初心者向けからビジネス英語、イギリス英語、子どもと一緒に楽しめるアニメまで、学び方のヒントが満載。さらに、字幕やシャドーイングなど“学習テクニック”も併せて解説するので、どんなレベルの方でも「今すぐ始められる」実践的な内容になっています。
さあ、英語学習を“娯楽”に変える旅、始めてみましょうか。
日常英会話が学べるNetflixドラマ

海外旅行や留学、外国人とのカジュアルな会話に必要なのが「日常英会話」。教科書には載っていない自然なフレーズやリアルな言い回しは、やはりドラマから学ぶのが一番です。
Netflixには、実際のネイティブスピーカーが使う「生の英語」が詰まった作品が豊富。登場人物のやりとりを聞くだけで、表現力がぐんぐん伸びていきます。
初心者におすすめのドラマは?
初心者の方には、子どもやティーンエイジャーを主人公にしたシンプルな会話が多いドラマが最適。たとえば:
- 『Atypical』
発達障害をテーマにした心温まるストーリー。語彙がシンプルで聞き取りやすい。 - 『Emily in Paris』
フランスに転勤したアメリカ人女性が主人公。英語とフランス語のバランスがちょうどよく、英語初心者にもやさしい。 - 『Never Have I Ever』
インド系アメリカ人の高校生が主人公。10代の言葉遣いや文化がわかるうえ、笑いも多い。
実際にぼくも『Never Have I Ever』を何度もリピートしてました。ゆっくりめな発音、親しみやすいキャラクター、短めのエピソード。初心者が「英語って楽しい」と思えるきっかけになるはずです。
スラングが豊富な作品は?
リアルな会話にはスラングが欠かせません。とはいえ、教科書では学べないこのジャンルは、ネイティブの会話に触れるしかない。
- 『Brooklyn Nine-Nine』
警察署が舞台のコメディで、テンポの速いジョークやスラングが満載。 - 『Sex Education』
イギリスの高校が舞台で、性的な話題も多く、大人向けのスラングが多数。 - 『The End of the F*ing World』
ブラックユーモアが特徴で、独特の言い回しがクセになります。
この辺の作品は、実はぼくも「何言ってるかわからん!」って何度も巻き戻しました(笑)。でもそれが逆に、記憶に残るんですよね。調べて意味がわかった時のスカッと感、一度体験してみてください。
ビジネス英語を学べるNetflix作品

英語学習者の中には、「仕事で英語を使う必要がある」という理由で始める人も多いですよね。ぼく自身もまさにそうで、TOEICスコアは高かったものの、実際の会議では口が開かなかった苦い経験があります。
だからこそ、ビジネス英語は“現場に近いリアルさ”が必要。Netflixでビジネスシーンが多く描かれる作品を見ることで、「使える英語」が自然と身につくんです。
実務で使えるフレーズが多いドラマは?
プレゼン、レポート、上司とのやりとり…日常業務で使える表現を学ぶには、以下のドラマがおすすめ。
- 『The Office(U.S.)』
職場コメディですが、社内の雑談や報告会など、実務的な表現が多く登場します。 - 『Suits』
法律事務所が舞台。ロジカルな話し方、専門用語、交渉術などビジネスパーソン必見。 - 『Girlboss』
女性起業家の成長物語で、マーケティングや営業トークが豊富。
ぼくが英語面接を控えてたとき、『Suits』を一日2話ずつ観てたんですが、いつの間にか「言い回しがスマートになった」と同僚に言われたことがあります。口調までマネしたくなるレベルです(笑)
会議や交渉シーンが多い作品は?
「聞き取れない英語=速いだけじゃない」ってこと、知ってましたか? 実は、ビジネス会議では“丁寧語+戦略的な表現”が混ざってるからこそ難しく感じるんです。
- 『House of Cards』
政治ドラマですが、議論・説得・交渉のオンパレード。プロフェッショナルな英語力が鍛えられます。 - 『Designated Survivor』
こちらも政治色強めですが、会議や危機管理の会話が多く、表現が多様。 - 『Dirty Money』
ドキュメンタリーですが、実際のビジネス会話や取材英語が生々しい。
ぼくが実際に『House of Cards』を観てた時、英語ノートに「外交的な断り方」ばかりメモしてたんですよ。「I understand your concern, but…」ってやつ。日本語の「ごもっともですが~」に通じる感じ。そういう“英語の礼儀作法”が学べるのが、これらの作品の魅力です。
イギリス英語を学べるNetflixドラマ

アメリカ英語とイギリス英語って、実はかなり違います。単語も違えば、発音、イントネーション、リズムも全然違う。ぼくも最初、イギリス英語のドラマを観て「え、これ英語なの?」とショックを受けました。
でも逆に言えば、それだけ“別の英語世界”に触れられるということ。国際的に活躍したい人には、イギリス英語の習得はかなりの武器になります。
ブリティッシュアクセントの作品は?
耳を鍛えるなら、まずはブリティッシュアクセントの美しさに触れるところから始めましょう。
- 『The Crown』
英国王室を描いた作品で、発音がとにかく上品。聞き取りやすい上に歴史的背景も学べる。 - 『Sherlock』
シャーロック・ホームズの現代版。スピードは速めですが、表現が知的で語彙力も上がる。 - 『Peaky Blinders』
労働者階級のアクセントが多く出てくるので、リアルな日常会話が学べます。
特に『The Crown』は、ぼくにとって“耳の矯正器”みたいな存在でした。TOEIC高得点取ってても、イギリス英語に対応できなかった時期に、何度もリピートしたのを覚えてます。
英国文化が学べるドラマは?
言葉は文化とセットで学ぶと、理解が深まります。イギリス人の考え方やマナー、ブラックユーモアなどに触れるなら以下の作品。
- 『Derry Girls』
北アイルランドの高校生たちの日常を描いた青春コメディ。文化ギャップも学べる。 - 『The Great British Bake Off』
料理コンペ番組ですが、参加者の会話やジョークがリアル。文化に根差した表現が多い。 - 『Call the Midwife』
1950年代のロンドンが舞台。時代背景や英国社会の価値観が丁寧に描かれています。
『Derry Girls』は個人的に大好きで、字幕を何度も止めて“爆笑→調べる→納得”というループにハマりました(笑)。理解するのはちょっと難しいかもですが、そのぶん得られるものは大きいですよ。
英語学習に役立つNetflixの活用法

「ただ観るだけじゃ、英語は上達しないんじゃないの?」と思った方、それは正解でもあり、不正解でもあります。実際、ぼくも昔は「字幕を見て終わり」の“ながら視聴”ばかりで、英語が全然身につきませんでした。
でもやり方を変えたら、一気に世界が変わったんです。
Netflixには、英語学習に活かせる“機能”と“視聴法”が満載。ここでは、効果的に使い倒すコツを紹介します。
字幕機能を活用する方法は?
字幕の使い方にはコツがあります。ぼくは以下のように「段階的に変える」方法をおすすめしています。
- 最初は日本語字幕で内容把握
- 次は英語字幕で“聞き取り強化”
- 最後は字幕なしで“実践トレーニング”
さらに便利なのが、Chrome拡張機能「Language Reactor」。Netflixでの視聴中に、英語と日本語の“同時字幕”が表示できる優れモノです。知らなきゃ損!
これを導入してから、ぼくの学習効率は2倍以上になりました。セリフを一時停止→辞書チェック→ノートに書き写す。まるで“自宅シネマ英会話教室”状態(笑)
シャドーイングに適した作品は?
英語を“聞き取れるようになる”には、シャドーイングが超重要。自分の口を動かすことで、脳が音と意味を一致させるようになるんですよ。
おすすめの作品タイプは以下です:
- テンポがゆっくりなドラマ(例:『Anne with an E』)
- ナレーションが多い作品(例:『Our Planet』)
- 登場人物の感情がはっきりしているドラマ(例:『Stranger Things』の子どもたちの会話)
ぼくが最初にシャドーイングに使ったのは『Our Planet』。ナレーションの英語が美しくて、「この表現、マネしたい!」って思えるんですよね。毎朝10分、同じセリフを繰り返すだけでも発音とリズム感が劇的に良くなります。
子どもと一緒に学べるNetflix作品

子どもがいる家庭では、「自分の英語学習なんてムリ…」と諦めてしまう人も多い。でも、それって本当にもったいないんです。実は、子ども向けのNetflix作品は“大人の学習者”にとっても最高の教材になるんですよ。
ゆっくりした発音、シンプルな文法、繰り返しの多いフレーズ…つまり、英語の“基礎体力”を養うにはぴったり。
しかも、子どもと一緒に観られるから、時間も気兼ねも不要。学びながら家族の時間も作れるって、一石二鳥ですよね。
ファミリー向けの英語学習ドラマは?
「親子で安心して観られて、しかも英語が学べる」そんな作品を紹介します。
- 『Carmen Sandiego』
地理や歴史も学べる教育系アニメ。ナチュラルな英語が使われていて、語彙力が広がります。 - 『Julie and the Phantoms』
音楽がテーマの青春ドラマで、歌詞を通じて英語に親しめます。中学生以上の子どもにもおすすめ。 - 『A Series of Unfortunate Events』
ユーモラスで少しブラックな児童小説原作。語彙はやや難しいけど、ナレーションが親切。
うちの娘(小学3年)と観てた『Carmen Sandiego』、ぼくの方がハマってしまって…途中からノート片手にメモ取りながら観てました(笑)。教育とエンタメのバランスが最高です。
アニメで英語を学ぶ方法は?
アニメは、言葉がクリアで抑揚がはっきりしているため、リスニング初心者にはもってこい。実は大人にとっても「聞き取りのトレーニング教材」として非常に優秀なんです。
- 『Peppa Pig』(イギリス)
超初級者向け。1話5分と短く、繰り返しやすい。 - 『Octonauts』
海洋探検隊のストーリーで、科学系ボキャブラリーも豊富。 - 『StoryBots』
「なぜ?」「どうして?」に答える教育番組。歌とダンスで覚えやすい。
ぼくは『Peppa Pig』をシャドーイング教材として本気で使ってました。バカにできないです。大人でも「英語耳を作る」には最高のスタートラインですから。
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