「アレルギーがあるのに、機内食で間違えて出された…」そんな恐怖を避けるために。
海外旅行や出張でのフライト中、「食事」は意外と見落とされがちなポイント。でも、実はここが英語力の見せどころ。僕も初めてアメリカに行ったとき、機内で出されたチーズたっぷりのパスタを見て「頼んでない!」と焦ったことがあります(乳製品が苦手なので…)。
その経験から学んだのが、「特別ミールは、事前にきちんと英語でリクエストすることの大切さ」。それ以降は、予約時点で自分の食事ニーズを明確に伝えるようにして、失敗ゼロです。
本記事では、「機内食の英語リクエスト」に必要な具体的フレーズや、航空会社で使われるミールコード、ベジタリアンや宗教対応、子ども用のアレルギー対応まで、すべてをまとめて解説します。英語初心者でも大丈夫。今日から使える実用表現を中心に紹介していきます。
機内食の特別リクエストは事前に伝えよう

海外旅行や長距離フライトを快適に過ごすためには、機内食の「特別リクエスト」を事前に伝えることが大切です。特に食事制限がある方やアレルギーを持っている方にとって、これは命に関わる問題にもなりかねません。
事前に英語でしっかりリクエストしておけば、安心して機上の時間を楽しむことができます。航空会社のサイトやカスタマーサービスを通じて、スムーズに対応してもらえる方法を紹介します。
英語での事前予約方法は?
まず、出発の24〜48時間前までに特別ミールをリクエストするのが一般的です。以下のような英語表現を使えば、簡単に伝えることができます。
- “I would like to request a special meal.”(特別食を希望します)
- “My name is Tanaka. I have a nut allergy. Please confirm a nut-free meal for flight JL123.”(ナッツアレルギーがあります。JL123便のナッツフリーミールを確認してください)
予約確認メールやeチケットに記載があると、機内でもスムーズに対応してもらえる可能性が高まります。
航空会社の特別食コードとは?
特別ミールには、それぞれコードが割り振られています。これを使えば、リクエストがより確実になります。
- VGML:ヴィーガンミール(動物性食材なし)
- GFML:グルテンフリーミール
- NLML:低乳糖ミール
- KSML:コーシャミール(ユダヤ教)
- MOML:モスリムミール(ハラール対応)
例えば、「VGMLをお願いします」と言いたいときは、
“I’d like to request a VGML, please.” と伝えましょう。
ベジタリアン・ヴィーガン対応の英会話

お肉やお魚を控えたい、あるいは完全に避けたいという方には、ベジタリアンまたはヴィーガンミールが用意されています。
ベジタリアン/ヴィーガンはどう伝える?
シンプルに伝えるなら
- “I’m a vegetarian.”(私はベジタリアンです)
- “I’m a vegan.”(私はヴィーガンです)
もう少し詳しく伝えるなら
- “Can I have a vegetarian meal, please?”(ベジタリアンミールをお願いします)
- “I don’t eat meat, fish, eggs, or dairy.”(肉・魚・卵・乳製品を食べません)
AVML(アジアンベジタリアン)やVGML(ヴィーガン)など、事前に予約しておくことで、選択肢が広がります。
アレルギー対応を正確に伝える英語表現

アレルギーがある方にとっては、機内食のミスは命に関わることもあります。英語で具体的に伝えることが大切です。
ナッツ・乳製品アレルギーの伝え方は?
- “I have a severe nut allergy. Please ensure my meal is nut-free.”(重度のナッツアレルギーがあります。ナッツ抜きの食事をお願いします)
- “I can’t eat dairy. Is this meal dairy-free?”(乳製品が食べられません。この食事は乳製品抜きですか?)
NFML(ナッツフリーミール)やNLML(低乳糖)を指定して予約しましょう。
グルテンアレルギーを伝えるには?
- “I have a gluten allergy. I need a gluten-free meal.”(グルテンアレルギーがあります。グルテンフリーの食事が必要です)
- “Does this meal contain wheat or gluten?”(この食事には小麦やグルテンが含まれていますか?)
コード「GFML」を使って、事前予約で安全対策を。
子ども用アレルギー食の頼み方は?
お子さんがアレルギーを持っている場合、より慎重な対応が必要です。
- “My child has a peanut allergy. Can we get a child meal without nuts?”(子どもがピーナッツアレルギーです。ナッツ抜きのチャイルドミールはありますか?)
- “Is this baby food safe for milk allergy?”(この離乳食は乳製品アレルギーでも安全ですか?)
CHML(チャイルドミール)に加えて、個別アレルゲンの指定がポイントです。
宗教対応ミールもリクエストできる?

宗教上の理由で特定の食材を避けている場合でも、航空会社は多くの宗教食に対応しています。
ハラールミールの英語での頼み方は?
- “I’d like to request a Halal meal, please.”(ハラール食をお願いします)
- “I can’t eat pork or non-Halal meat.”(豚肉やハラールでない肉は食べられません)
中東系以外の航空会社でも、MOML(モスリムミール)で対応してもらえます。
その他の宗教食の伝え方もある?
- “I’d like a Kosher meal.”(コーシャ食をお願いします)
- “I’d like a Jain meal.”(ジャイナーミールをお願いします)
KSML(コーシャ)、HNML(ヒンズー)、JNML(ジャイナ教)など、宗教名+meal で伝えると明確です。
どんな食事制限があっても、きちんと英語で伝えれば安心して空の旅を楽しめます。食の安全は、準備と情報の力で守れます。
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