否定疑問文の正しい返し方|気まずさを防ぐ7つのコツ【例文つき】

「Don’t you like sushi?」と聞かれて、「え…Yes?それともNo?」と一瞬フリーズしたこと、ありませんか?

実はこれ、英語学習者にとって永遠のテーマとも言える“否定疑問文”の罠なんです。Yesと答えたつもりが、相手には「違うよ」と否定されたように伝わる…そんな誤解から生まれる気まずい空気。私もかつて、TOEIC900点を取る前、カナダのカフェで思いっきりやらかしました(苦笑)。

でも大丈夫。この記事では、そんな「否定疑問文」の正しい返し方を、初心者にもわかりやすく解説していきます。

・どうしてYes/Noがややこしいのか
・どんなシーンで使われるのか
・どうすれば相手と気まずくならずにすむのか

例文と心理的なコツを交えながら、今日からすぐに使える7つのテクニックをご紹介します。

目次

否定疑問文の基本と返し方

否定疑問文の基本と返し方

否定疑問文とは、否定形を使った質問文で、たとえば「Don’t you like coffee?(コーヒー好きじゃないの?)」のような表現です。一見シンプルに見えるこの文法、実は英語初心者にとっては返答が難しい厄介者。特に「Yes」と「No」の使い方が日本語の感覚とズレていて、混乱を招きやすいのです。

否定疑問文ってどんな文?

否定疑問文とは、「Don’t you〜?」「Isn’t it〜?」「Haven’t you〜?」など、否定の助動詞やbe動詞を文頭に置いた疑問文のことを指します。話し手は「〜ですよね?」という確認の気持ちを込めて質問しています。

この形を知らないと、「え?どっちが正解なんだ?」と戸惑ってしまいがち。

YesとNoのどちらが正解?

日本語だと「はい、好きです」「いいえ、好きじゃないです」という返答ですが、英語ではちょっと違う。

「Don’t you like coffee?」と聞かれて、好きなら「Yes, I do.」と返します。

つまり、実際の事実に対してYes/Noを使うというルール。

この感覚に慣れておかないと、相手と真逆のコミュニケーションになることも。

気まずさを避ける返し方のコツ

・相手の意図をよく聞く(イントネーションに注目)
・Yes/Noのあとに理由を添える:「Yes, I do. I drink it every morning.」
・曖昧なときは質問で返す:「Do you mean I don’t like it?」

遠回しな表現が多い英語圏では、率直に確認し返すのもマナーです。

よくあるシーン別の返答例

よくあるシーン別の返答例

否定疑問文はシチュエーションによって使い方が少し変わります。

以下に具体例を紹介します。

ビジネスでの否定疑問文の返し方

“Haven’t you finished the report yet?”
→「Yes, I have. I just sent it five minutes ago.」

報告・確認・進捗チェックなど、業務の節目でよく使われる表現です。

間違えて「No, I have.」なんて返すと大混乱ですので要注意!

カジュアルな会話での自然な返し方

“Don’t you like sushi?”
→「Yes, I do! Especially salmon rolls.」

仲の良い友人との会話なら、少しユーモアを交えてもOK。

“Isn’t it a beautiful day?”
→「Yes, it is. Perfect for a picnic!」

日常会話ではポジティブに返すと好印象です。

英会話でのトラブル回避テクニック

否定疑問文は誤解を生みやすいので、返答は慎重に。

・はっきりとした理由を添える
・感情的なニュアンスは避ける
・「Sorry, could you clarify that?」と確認もアリ

会話を円滑に進めるために、相手の立場に立って返答するのがポイント。

英語初心者が間違いやすいポイント

英語初心者が間違いやすいポイント

ありがちな誤解とその理由

・日本語の感覚で「Yes=肯定」「No=否定」と受け取ってしまう
・返答が事実と逆になる
・文脈より文字面で判断してしまう

特にTOEICのリスニングでは、この混乱がスコアを大きく左右します。

否定疑問文で混乱しないための練習法

・Yes/Noの答えを明示してから理由を言う練習
・パートナーとロールプレイを繰り返す
・ドラマや英会話教材で実例をチェック

実際の会話を意識して、トーンや表情も観察することが重要です。

英文メールで使う際の注意点

書き言葉でも否定疑問文は慎重に使いましょう。

・誤解を招かないように肯定文に置き換える
 ”Didn’t you receive the invoice?” → “I just wanted to check if you received the invoice.”

・メールでは柔らかく丁寧な表現を心がける

否定疑問文をうまく使うコツ

否定疑問文をうまく使うコツ

ネイティブがよく使うフレーズ

・”Isn’t that amazing?”
・”Don’t you think so?”
・”Aren’t you coming with us?”

こうしたフレーズは会話の共感を得るためのキラーフレーズ。
慣れると一気にネイティブっぽく聞こえるようになります。

相手を不快にさせない表現

・皮肉や嫌味に聞こえる否定疑問文は避ける
 ”Don’t you ever listen?”などはNG。

・ニュートラルなトーンで話す
・共感や気遣いを示す表現に置き換える
 → “I thought you might have done it already.”

相手の気持ちを考えた言い換えが、円滑なコミュニケーションの鍵です。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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