単語だけじゃスコアは伸びない!TOEIC950点を突破する“型暗記”カード術とは?

TOEICスコア900点台の“壁”にぶつかっていませんか?
単語は覚えているのに、スコアが伸びない。そんなあなたに足りないのは「語の組み合わせ=コロケーション」の力です。実はこれ、ネイティブが無意識に使っている“自然な英語の型”であり、文章力・会話力の基礎。

私は中卒からTOEIC940点まで独学で到達しましたが、そのブレイクスルーは「コロケーション暗記カード」を使った学習でした。

このカード学習法、ただの単語帳とはワケが違います。
英語が“自動的に口から出てくる”ようになるその秘密を、実体験ベースで解説します。

ありがとうございます。それでは、見出しごとに本文を執筆していきます。まずは最初のH2セクションから進めます。

目次

コロケーション暗記カードとは?

コロケーション暗記カードとは?

英語学習において「コロケーション」は、単語の意味を知っているだけではカバーできない“使える語彙力”の核心です。
たとえば「make a decision」や「take responsibility」など、ネイティブが自然に使う語と語の組み合わせ。これを“文型”として覚えることで、TOEICや英会話での即応力が格段にアップします。

では、どうやってこれを覚えるのか?
そこで登場するのが【コロケーション暗記カード】です。これは単語カードに「自然なフレーズ単位の語彙」を記録し、短時間で反復する学習法。TOEIC900→950を目指すには、まさにこの“型”の暗記が不可欠なんです。

「単語はわかるけど、文で出てくると詰まる…」
そう感じたことがある人には、特にこの学習法がハマります。暗記カードにすることで、頭ではなく“体にしみこむ”英語を作れるのがポイントです。

暗記カードで“フレーズ”を覚える利点とは?

英語の「単語」だけ覚えても、いざ使おうとすると手が止まる。
その原因のひとつが「語の組み合わせ」を覚えていないからです。
実際、TOEICで高得点を取るには「どの単語とどの単語が一緒に使われるか=コロケーション」を理解しているかどうかがカギになります。

例えば「make a decision(決定を下す)」は正しいけど、「do a decision」とは言いませんよね。
このように、“正しいフレーズの型”をまるごと覚えることが重要です。

暗記カードでコロケーションを覚える利点はこんなにあります。

  • 単語単体ではなく、文脈ごと記憶できる
  • スピーキング・ライティングの即戦力になる
  • リスニングの理解スピードが上がる

私の体験では、例文付きカードを使って毎日10フレーズずつ覚えていったところ、Part5やPart6の穴埋め問題の正答率が飛躍的に向上しました。

「フレーズ単位」で覚える学習は、単語だけを覚える“静的な学習”から、“動きのある英語”への転換です。

900→950点を目指す人にぴったりな理由

TOEIC900点を越えたあと、多くの人がスコアの“停滞ゾーン”に入ります。
その原因は、もう語彙量だけでは伸びない「自然な表現力」が問われる領域に入っているからです。

ここで必要になるのが“質”の高い語彙力。つまり「正確で自然な表現=コロケーション」を自在に使いこなせる力です。

実際、950点以上を目指す学習者の多くが取り入れているのが、以下のような語彙強化法。

  • Part5・6の文法穴埋め問題で差をつける「型の記憶」
  • ライティングで評価される「自然で正確な表現」
  • スピーキングテストで即応できる「フレーズ暗記」

私も930点から940点を突破するまでの1ヶ月間、毎日「例文付きコロケーションカード」を使って50フレーズずつ復習していました。すると、リスニングの“迷い”が減り、文法問題の選択肢の判断も一瞬でできるようになったんです。

この学習法は、ただの暗記じゃなく「スコアを動かす力」を養ってくれます。

コロケーション暗記カードの作り方手順

コロケーション暗記カードの作り方手順

コロケーション暗記カードを作る際の鉄則は、「短く・覚えやすく・頻出」に絞ること。
最初から完璧を目指すのではなく、“使えるカード”を増やすことが目的です。

具体的な作成ステップは以下の通り

  1. フレーズを選ぶ(TOEIC頻出・自然な表現)
  2. 例文と意味をつける(短め&明快なもの)
  3. 見た目を工夫する(色、絵、ラベル付け)

私は100均の無地カードに「表:フレーズ/裏:意味+例文+品詞」を書いて使っていました。地味ですが、これが一番記憶に残る。
このあたりを詳しく、次の見出しで掘り下げます。

初心者向け:例文選び|効率アップ術

初心者がよくやりがちなミス、それは「難解すぎる例文」を選んでしまうこと。
TOEICに出てくるコロケーションは、実はそんなに難しくありません。むしろ“簡単で型が決まっている”からこそ出題されるのです。

効率を上げるポイントは以下の3つ

  • 10語以内の短い例文を選ぶ
  • 「主語+動詞+目的語」がシンプルなもの
  • TOEICの公式問題集や過去問から抜き出す

例えば

He made a strong impression on the team.

この文は“make an impression”というコロケーションの典型です。
覚えるのは「make a strong impression」の部分ですが、文にすると意味と使い方がスッと入ってきます。

1日10フレーズ、1週間で50個。このペースが理想。無理なく、でも確実に積み上がる量です。

重要フレーズの見つけ方と収集術

「どのコロケーションを覚えればいいの?」
これは初心者・中級者どちらにも共通の悩みです。私も最初は感覚で選んでいて非効率でした。でも、ある時から“収集ルール”を持つようになって、爆発的に効率が上がりました。

使える情報源はこちら

  • TOEIC公式問題集(頻出表現の宝庫)
  • TOEIC満点ホルダーのSNS(実体験が詰まっている)
  • アプリ『英辞郎』の例文検索機能
  • 頻出フレーズまとめサイトやAnkiの公開デッキ

特に「take advantage of」「play a key role」「submit a proposal」などは毎回と言っていいほど出ます。

収集したフレーズは、タグ付けして整理すると復習が圧倒的にラクになります。
私の場合、「ビジネス系」「契約関連」「感情表現」などで分類し、Ankiで色分けまでしていました。最初は面倒ですが、後で「神データベース」になります。

カードへの書き込みポイント|覚えやすさ重視

暗記カードは、ただ書き写すだけではもったいない。
どう書くかで、記憶の“定着率”がまるで変わります。私がいろいろ試した中で、一番効果的だったのは以下のスタイルです。

表面
make a decision(フレーズ)

裏面
決定を下す(動詞フレーズ)
例:He made a quick decision after the meeting.

さらに、以下のような工夫が効きます。

  • 品詞ラベル(名詞・動詞など)を書くことで文法感覚が育つ
  • 意味はできるだけ簡潔に(難しい訳語は避ける)
  • 色分けで記憶を助ける(動詞は赤、名詞は青など)
  • 絵やアイコンを添える(視覚記憶を使う)

私の場合、A6サイズのカードにイラストを描いたり、シールを貼って「楽しくなるカード」にしてました。
それだけで手に取る回数が増えるんです。

暗記カードの活用&復習方法

暗記カードの活用&復習方法

コロケーション暗記カードは「作って終わり」じゃありません。
むしろ大事なのは【使い方と復習】の工夫次第で、記憶定着率が何倍にも跳ね上がるということ。

これは体感ですが、同じカードでも「使い方」が下手だと記憶に残らない。逆に、復習タイミングと使用シーンを意識すれば、TOEIC本番でパッとフレーズが浮かぶようになります。

この章では、アプリと紙の使い分け、復習の時間配分、日常への組み込み方について紹介します。

アプリ vs 紙カード|どっちが効果的?

「結局、紙とアプリ、どっちがいいの?」
これはよく聞かれます。正直に言うと、両方使うのがベストです。目的やタイミングによって向き不向きがあるんです。

◆ 紙カードの強み

  • 手書きで記憶が定着しやすい
  • 視覚・触覚を使った学習ができる
  • 自由にデザインできる(色・絵・図解)

◆ アプリの強み

  • すき間時間に反復できる(通勤中・待ち時間など)
  • スケジュール管理や自動シャッフルが便利
  • 音声やタグ管理などの拡張機能あり

おすすめアプリは

  • Anki:無料で柔軟性が高い、学習の記録が残せる
  • Quizlet:直感的な操作で初心者向け、共有機能が便利

私のルーティンは、自宅で紙カード、外出先ではAnki。これで「いつでもどこでも復習」が可能になりました。

復習スケジュール:約何時間が目安?

「覚えたつもりだったのに、数日後に忘れてた…」
これ、誰もが通る道です。でも、実はこれ“普通”なんです。記憶には「忘却曲線」があるので、時間を置いて復習することが超重要。

私が実践して効果があったのは、いわゆるスパイラル復習法

  • 覚えた翌日
  • 3日後
  • 1週間後
  • 2週間後
  • 1ヶ月後

この流れで復習すると、記憶が“長期記憶”に変わります。しかも1日30分程度でOK。
私はこのサイクルで1ヶ月に300フレーズを無理なく覚えました。

理想のスケジュール例

  • 1日10フレーズ×5日=週50
  • 週ごとに復習日を2日確保(たとえば水曜と日曜)
  • 月に10時間で十分(30分×週5)

大事なのは“頻度より継続”。完璧にしなくても、繰り返せば自然と定着していきます。

効果を伸ばすコツ&おすすめツール

効果を伸ばすコツ&おすすめツール

コロケーションカードをただ使うだけではもったいない。
少しの工夫やツール選びで、学習の効果は劇的に変わります。

ここでは、私が実践して「これは効いた!」と実感したテクニックや、英語学習を加速させるおすすめツールを紹介します。

頻出フレーズは“コイン式”で集中覚え

「覚えてるつもりだったのに、あれ?出てこない…」
そんな時におすすめなのが、私が愛用している“コイン式”学習法。これは、カードを3つの山に分けて学習効率を最大化する方法です。

◆ 使い方

  1. わかったカード → 右の山へ
  2. 曖昧だったカード → 中央の山へ
  3. 全くわからなかったカード → 左の山へ

この分別を繰り返すことで、「どれを重点的に復習すべきか」が一目でわかります。
私はこれを“学習の交通整理”と呼んでいて、毎日30分の学習でも無駄が激減しました。

紙カード派なら、輪ゴムとカードケースでOK。アプリ派はAnkiでタグ分けやカスタムデッキを使えば同様の仕分けができます。

コイン式は感覚的に学習の“濃度”が上がるので、暗記に苦手意識がある人ほど効果大です。

アプリ課金と無料版の違いまとめ

「無料でも十分?」それとも「課金すべき?」
これはアプリ学習を続けていくと必ず直面する疑問です。実際、私も最初は無料版でスタートしましたが、950点を本気で狙う段階で有料版に切り替えました。

ここでは、代表的な2つのアプリでの違いを比較します。

◆ Anki

  • 無料:PC、Androidはフル機能
  • 有料(AnkiMobile/iOS版):約3,000円
    → 自動同期、画像・音声対応、記憶曲線に沿った復習最適化が強力

◆ Quizlet

  • 無料:フラッシュカード作成と基本の学習機能
  • 有料(Quizlet Plus):年額約3,000円
    → 音声読み上げ、自動仕分け、学習統計、画像挿入などが可能

個人的には、AnkiMobileのコスパは神。毎日使うからこそ、“時間効率”のために投資する価値があります。

950点を狙うなら、細かい機能の積み重ねが効いてきます。月250円で勉強効率が2倍になるなら、これは安い自己投資と言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

最後に、コロケーション暗記カードに関してよく寄せられる質問をまとめました。私自身が学習中に抱いていた疑問や、英語仲間から頻繁に聞かれるポイントを中心に紹介します。

Q. 何フレーズくらい覚えれば効果が出ますか?
→ 目安は300〜500フレーズ。
1日10個ペースで1ヶ月続ければ、かなりの効果が見込めます。特にTOEICの文法問題やリスニングが“急に簡単に思える”瞬間が来るはずです。

Q. どの分野のコロケーションが多い?
→ ビジネス、会議、契約関連が頻出。
「submit a proposal」「reach an agreement」など、書類・意思決定・交渉関連の表現が特に多く出ます。TOEICらしいシーンを意識して集めましょう。

Q. 自作カードと既製品、どちらが良い?
→ 理解が深まるのは自作カード。
ただし、時間がない人は既製カードやアプリの共有デッキを活用して時短するのも◎。重要なのは“継続して使える仕組み”を作ることです

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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