動名詞と不定詞の違いが丸わかり!使い分け動詞リスト&覚え方完全ガイド

英語の勉強を再開しようとすると、まずぶつかる壁のひとつが「動名詞と不定詞の使い分け」です。

どっちも動詞が名詞化された形だし、パッと見は似てるのに、「意味が変わる」「文法的に間違いになる」ってどういうこと? そう思った方も多いはず。実際、僕もTOEIC900を超えるまではこの違いがピンとこなくて、何度も文法問題で引っかかりました。

でもある日、「ネイティブの頭の中のイメージ」に着目してから、全てがガラッと変わったんです。

この記事では、文法のルールを単に説明するのではなく、記憶に残るイメージ、日常に落とし込める感覚、そして「なるほど!」と腑に落ちる学び方を軸に、動名詞と不定詞の違いを徹底解説していきます。

✅ 文法の基本から
✅ 使い分けのコツ
✅ よく出る動詞のリスト
✅ 覚えやすい暗記法
✅ ネイティブ感覚での使い方

まで、一つ一つ丁寧に紹介していくので、英語が苦手でも安心してください。むしろ、「英語を感覚で使いたい大人」にこそ読んでほしい内容です。

それではまず、「そもそも動名詞と不定詞って何が違うの?」という基本から見ていきましょう!

目次

基本ルール:動名詞と不定詞の違い

基本ルール:動名詞と不定詞の違い

英語の「動名詞」と「不定詞」は、どちらも動詞を名詞化する表現。でも、実は使い分けに明確なルールと“心理的な傾向”があります。ここではその基本構造と違いを、ネイティブの視点も交えて説明していきます。

動名詞は「経験・習慣」/不定詞は「目的・未来」

動名詞(〜ing)は「過去に起こったこと」や「繰り返される習慣」を、不定詞(to〜)は「これからやろうとすること」や「目的」を示すのが基本です。

  • I remember locking the door.
    → 施錠したという「過去の記憶」
  • I remembered to lock the door.
    → 施錠することを「忘れなかった(未来に向けて行動)」

この「時間軸」の違いが大切。ネイティブはこのイメージを自然と使い分けています。

意味が変わる有名動詞:remember・stop|例文で整理

特定の動詞では、動名詞と不定詞で意味が大きく変わります。

  • He stopped smoking.
    → タバコをやめた
  • He stopped to smoke.
    → タバコを吸うために立ち止まった

似ているけれど、意味は真逆。他にも

  • I regret telling her.(言ったことを後悔)
  • I regret to tell you this.(これから言うことを残念に思う)

意味の違いは「行動の順番」で整理すると覚えやすくなります。

動詞リスト:どっちが来る?

動詞リスト:どっちが来る?

動名詞 or 不定詞は、前に来る動詞の“相性”で決まるケースが大半です。暗記が必要ですが、感覚でつかめるように分けて解説します。

動名詞専用動詞リスト:enjoy / mind / finish…

以下の動詞の後には、必ず動名詞(〜ing) を使います。

  • enjoy(楽しむ)
  • mind(気にする)
  • finish(終える)
  • avoid(避ける)
  • suggest(提案する)

例文

  • She enjoys playing tennis.
  • I suggested going by train.

これらは「行動そのもの」に焦点があるので、“経験”や“習慣”を示す動名詞が自然なんです。

不定詞専用動詞リスト:decide / hope / plan…

次の動詞は、不定詞(to〜) を後ろに取ります。

  • decide(決める)
  • hope(望む)
  • plan(計画する)
  • promise(約束する)
  • learn(学ぶ)

例文

  • He decided to go abroad.
  • They promised to help me.

これらは未来志向の動詞なので、「これからの行動」に合う不定詞が選ばれるんですね。

どちらもOK:意味変化リスト

以下の動詞は、動名詞・不定詞どちらもOKですが、意味が変わります

  • remember
  • forget
  • try
  • stop
  • mean
  • regret

  • I tried opening the window.(試しに開けた)
  • I tried to open the window.(開けようとしたができなかった)

これは「試す行為」と「試みる意志」という感覚の違いです。例文でセットで覚えるのがカギ。

暗記が苦手でもOK!イメージ暗記術

暗記が苦手でもOK!イメージ暗記術

文法の理屈を覚えても、すぐに忘れてしまう…。そんな人にこそ使ってほしい、“イメージと音”を使った暗記術があります。

視覚連想で記憶する「動き」と「結果」の絵

動名詞=「すでに起きた動き」
不定詞=「これから起こる結果」

という視覚的なイメージで記憶すると、忘れにくくなります。

  • enjoy swimming → 水に飛び込んで楽しんでる人の絵
  • plan to swim → 水に入る前に考えてる人の絵

この「シーンごとに覚える」やり方は、語彙と文法の両方に効きます。

音声+物語で覚えるフラッシュカード法

単語カードに例文+イラスト+音読をセットにすることで、五感で記憶できます。

例:「He promised to help his mom.」→ 母を手伝うと約束する少年の物語を頭で再生する。

この“ストーリー記憶”は感情と結びつくので、長期記憶に強く、英作文でも再利用しやすくなります。

ネイティブ感覚の使い分け

ネイティブ感覚の使い分け

最後は、ネイティブが実際の会話でどう使い分けているか。その“リアルな感覚”を覗いてみましょう。

会話・メールで自然に動名詞/不定詞を使い分け

ネイティブはこんなふうに使い分けています。

  • I like reading before bed.(習慣)
  • I want to read this book.(希望)

つまり、「今やってる・普段やってる」→動名詞
「これからやりたい・目指している」→不定詞

このシンプルな意識だけで、英語がグッと自然になります。

試験対策に役立つ練習問題&解説

最後に、TOEICや英検でも出やすい問題で練習してみましょう。

  1. I hope ___ a new car. → (to buy)
  2. He avoided ___ the answer. → (giving)
  3. I regret ___ that comment. → (making)
  4. They decided ___ abroad. → (to study)

コツは、動詞の意味を考えて「過去・現在・未来どれか?」を意識すること。そうすれば自然と選べるようになります。

以上、「動名詞と不定詞」の違いを感覚でつかむための解説でした!

文法書の丸暗記ではなく、ネイティブの頭の中を“体感”しながら学ぶことで、英語の表現力は格段に伸びていきます。ぜひ今回の内容を、音・絵・ストーリーで日常に落とし込んでみてください。

そして、「どっちを使えばいいの?」と迷ったときは、この記事をまた読み返してもらえると嬉しいです。

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この記事を書いた人

株式会社ライフスタイル代表 上田仁

オンライン英会話「イングリッシュライフ」運営者。
TOEIC980点/英検1級。

中学生の頃は登校拒否、高校には進学せず中卒。
英語も勉強せずに大人になり、40歳目前に「このままじゃ一生話せない」と後悔。
そこから独学で英語を学び、TOEIC980点・英検1級・日常会話もスラスラ話せるレベルに。

このブログでは、「大人からのやり直し英語」をテーマに、
かつての僕と同じように「英語が苦手」「続けられない」と悩む人に向けて、
実体験から得たコツ・習慣・使える学習法を発信しています。

英語がゼロだった僕でもできました。
だから今のあなたでも、きっとできます。

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