「英語の勉強って、どうしてこんなに退屈なんだろう…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実は僕もかつてそうでした。中卒で英語がまるでダメだった僕が、ある日ふと手に取ったのが『ハリー・ポッター』の原書。これがすべての始まりでした。
魔法の世界に引き込まれながら、気づけば語彙力もリスニング力もどんどん上がっていたんです。しかも、英国英語と米国英語の違いや、ラテン語・古語まで自然と覚えてしまうというオマケ付き。
この記事では、『ハリー・ポッター』シリーズを活用してどのように英語力を高められるのか、そしてそれがなぜ心理学的にも効果的なのかを深掘りしていきます。
魔法の物語を、あなたの英語学習の冒険の始まりにしてみませんか?
ハリーポッターで学ぶ英語の違い

『ハリー・ポッター』シリーズは、単なるファンタジーではなく、生きた英語を学ぶ最高の教材です。特に英国版と米国版の違いに注目すると、実際の英語表現の多様性や文化的背景まで理解が深まります。
英国版と米国版の表現の違いとは?
ハリーポッターの原書は基本的に英国英語で書かれています。しかし、アメリカで出版される際には多くの単語が米国英語に置き換えられています。
- jumper → sweater(セーター)
- sweets → candy(お菓子)
- trainers → sneakers(運動靴)
- holiday → vacation(休暇)
こうした違いは、言語の地域差を知る良いチャンス。読み比べを通じて自然に語彙力が増え、国ごとの文化的ニュアンスにも気づけます。
呪文の語源から学ぶラテン語
ハリーポッターに登場する魔法の呪文、多くはラテン語がベースです。
- Expelliarmus:武器を取り除く(ex + pellere + arma)
- Lumos:光を灯す(lumen)
- Nox:闇を呼ぶ(夜を意味するラテン語)
言葉の由来を調べることで、ラテン語という古代語に対する興味も湧いてきます。特に語学好きにはたまらない知識の宝庫です。
古語や造語の意味を探る
ローリングは古語や造語を巧みに物語に取り入れています。
- Dumbledore:古英語でマルハナバチ
- Squib:火薬が不発になる、または取るに足らない人
- Muggle:だまされやすい人、から派生
これらの語源を知ることで、キャラクターや物語の深みも理解できます。言葉そのものに興味を持たせる力がこの作品にはあります。
英語学習に役立つハリーポッターの使い方

英語の勉強はつまらない…そう感じている人にこそ、ハリーポッターをおすすめします。物語を楽しみながら、自然と英語に慣れ親しむことができるからです。
効果的な読み方とリスニング方法
一番のおすすめは、英語版の書籍を朗読CDやAudibleなどと一緒に読む方法です。
- 目でテキストを追いながら耳で聞く
- わからない単語は調べてメモ
- 1日10分でも続けることが大事
映画を併用して視覚情報も取り入れると、英語の理解度が格段にアップします。
子どもと一緒に楽しむ英語学習
ハリーポッターは子どもと一緒に学ぶのにもぴったり。
例えば
- 挿絵入りの児童向け英語版を使う
- 単語カードでゲーム感覚の学習
- 映画を英語字幕で観て、耳を慣らす
親子で「魔法英語クイズ」をするのも楽しいアクティビティになります。
よくある質問とその答え

ハリーポッターを英語学習に使いたいという人からは、以下のような質問がよく寄せられます。
ハリーポッターで英語力は伸びる?
結論から言えば、伸びます。特に以下の3点に効果があります。
- 語彙力の向上(約1万語に触れられる)
- 読解力アップ(長文読解の練習)
- リスニング力向上(朗読や映画で)
継続するコツは、”楽しい”を忘れないこと。好きなシーンから始めてもOKです。
どの巻から読むのが効果的?
初心者には第1巻『賢者の石』がおすすめ。語彙がシンプルで、物語の導入にも最適です。
中級者以上なら第3巻『アズカバンの囚人』から読むと一気に物語に引き込まれ、継続しやすくなります。映画との併用も理解を助けてくれます。
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