LCC(格安航空会社)に乗ったとき、「うわ、足元せまっ!」と感じた経験、ありませんか?これ、実は気のせいじゃなくて、しっかりした理由があります。その正体が「座席ピッチ(seat pitch)」です。
とはいえ、「seat pitchって何?」「英語でどう伝えたらいいの?」と思った方も多いはず。実際、僕が初めて海外の空港でこの言葉を使おうとした時、まさに“英語の壁”にぶつかりました。
この記事では、LCCの座席ピッチの意味や英語での伝え方、さらに、チェックイン時のちょっとした交渉テクニックまで紹介します。旅行先でもっと快適に過ごしたいあなたへ、英語が苦手でも実践できるノウハウをギュッと詰め込みました。
さあ、旅の質をワンランク上げる英語フレーズ、こっそり身につけておきませんか?
LCCの座席ピッチとは?英語でどう説明する?

LCC(Low-Cost Carrier)は運賃が安い分、座席のスペースがコンパクト。とくに気になるのが「seat pitch(座席ピッチ)」です。これは簡単に言えば「前の座席の背もたれから自分の座席の背もたれまでの距離」。つまり、足元のスペースの広さを測る基準となるわけですね。
旅行英語においてこの「seat pitch」を正しく理解しておくと、チェックインカウンターでの座席リクエストやフライト選びに役立ちます。日本語で「座席ピッチ」と言っても通じないので、海外でスムーズに伝えるためにも、基礎的な単語とニュアンスを押さえておきましょう。
平均29インチってどれくらい?日本語⇔英語で伝える方法は?
LCCの座席ピッチは平均で28〜30インチ、つまり約71〜76cmほど。これ、数字で見るとピンとこないかもしれませんが、国内線の新幹線自由席より狭いと思えばイメージしやすいです。
では、英語でどう表現するか?具体的にはこう聞きます。
- “What is the seat pitch of this flight?”
- “Is the legroom about 29 inches?”
また、座席の快適さを確認したいときは、
- “How much legroom do you offer?”
と聞くと自然です。数字を交えることで、言葉の壁を越えて相手に伝わりやすくなります。
legroom と seat pitch はどう違う?
ここ、意外と混同されがちですが「seat pitch」と「legroom」は厳密には違う概念です。
- Seat pitch:座席の構造的な間隔(例:29インチ)
- Legroom:実際に足を伸ばせるスペース(荷物や座席形状によって変化)
つまり、「seat pitch」は数字で測れる客観的な距離、「legroom」は体感的な快適度です。僕も最初、これを知らずに“seat pitch please”とか言って怪訝な顔をされたことがあります。
交渉時に「足元を広くしてほしい」と言いたい場合は、“Could I get more legroom?” のように「legroom」を使う方が自然で伝わりやすいです。
LCCで座席ピッチ改善を交渉する英語フレーズ集

LCCは安さが魅力ですが、その分座席の快適さは犠牲になりがち。でも、実はちょっとした英語の一言で、足元の広い席に変更できる可能性もあるんです。
ここでは、僕が実際に海外で使ってみて効果があった英語フレーズを紹介します。難しい単語や表現は一切なし!中学英語レベルでも十分通じるので、ぜひ覚えておきましょう。
チェックイン時に「足元広くしてください」と頼むには?
チェックインカウンターで以下のように聞いてみてください。
- “Is there a seat with more legroom available?”
- “Could I have a bulkhead or exit row seat if possible?”
ポイントは笑顔と柔らかい言い回し。あくまで「お願い」という姿勢を崩さないこと。混雑していなければ意外とあっさりOKされることも多いです。
僕は実際にバンコク行きの便でこのフレーズを使い、追加料金なしで最前列の席に変更してもらえました。もちろんその日の混雑状況次第ですが、言ってみる価値はあります。
非常口席・バルクヘッド席を交渉する表現は?
足元が広めの席と言えば「非常口席(exit row)」や「バルクヘッド席(前方壁側)」が鉄板。以下のような表現で交渉できます。
- “Is the exit row seat available?”
- “Can I take a bulkhead seat for extra legroom?”
ただし、非常口席に座るには緊急時の対応ができることが前提。そのため、英語での安全確認がある場合があります。以下のように答えられるように準備しておきましょう。
- “I understand the emergency exit responsibilities.”
これをサラッと言えるだけで信頼感が増します。
交渉成功率アップ!LCCで実際に試せる裏ワザ

安くても快適なフライトを実現するには、知ってるかどうかだけで差が出る小技がいくつかあります。ここでは、僕が実際に成功した“英語交渉ワザ”を紹介します。
当日チェックインで無料指定できるの?英語で依頼するには?
LCCは基本的に座席指定が有料ですが、当日カウンターでの空き状況によっては無料で変更可能なことも。特に混んでいない時間帯や曜日は狙い目です。
- “Are there any available seats with more legroom?”
- “Could I switch to a better seat at no extra cost?”
こういったフレーズは、笑顔で言うだけで印象アップ。僕は月曜の午後便でこの方法を使い、通常2,000円相当のアップグレードを無料でしてもらいました。
他の乗客と席交換したいときどう言う?
隣の人と席を交換したい時や、トイレ近くから離れたいときに使える丁寧な表現がこちら
- “Would you mind switching seats with me?”
- “Excuse me, may I change seats with someone for more legroom?”
さらにクルーに頼む場合は、
- “Could you assist me in switching seats?”
と伝えれば、可能な限り対応してくれます。ただし、無理にお願いするのではなく「交渉の余地」を見極めることも大切です。
交渉時によくあるトラブル&対処法(Q&A)

英語で交渉するのは緊張するもの。しかも、思い通りにいかないこともあります。ここでは、よくあるシチュエーション別に対処法を紹介します。
英語で「狭いです」と言ったらどう対応される?
まず、感情的にならずに冷静に状況を説明しましょう。
- “This seat feels a bit tight.”
- “I’m having trouble with legroom.”
このようにやんわり伝えれば、混雑していなければ他の空席を提案してくれることも。ただし、満席のときは難しいので、あらかじめ選択肢を持っておくことが大事です。
座席アップグレードをお金なしで交渉するのは可能?
絶対ではないですが、意外と「言ってみたら通った」ケースも多いです。とくに空いている便では試す価値アリ。
- “Is there any complimentary upgrade available?”
- “Could I be moved to an empty row?”
ちなみに僕は成田→マニラ便で「後方が空いてるから横一列使っていいよ」と言われた経験があります。何事も、試してみないと始まりません!
ファクトチェック:LCCとFSCの座席ピッチ比較

最後に、「実際どのくらい差があるのか?」を数値で見てみましょう。体感では「めちゃ狭い」LCCの座席ですが、具体的にはこのくらい違います。
全日空など大手と比較してどれだけ狭い?数字で確認
航空会社 | 種類 | 座席ピッチ |
---|---|---|
ANA(全日空) | FSC | 31〜34インチ(約79〜86cm) |
ピーチ / ジェットスター | LCC | 28〜30インチ(約71〜76cm) |
この3〜6cmの差が、実は体感的にはかなり大きい。長時間のフライトになると、膝が前の座席にぶつかってストレスMAX…。だからこそ、早めのチェックインと英語での一言が“快適な空の旅”へのカギなんです。
まとめ

LCCに乗るなら、英語でのちょっとした交渉テクニックを知っているだけで、旅の満足度は大きく変わります。
- 「seat pitch」と「legroom」の違いを理解する
- 英語で丁寧に交渉してみる
- タイミングと空き状況を見極める
これだけで、格安チケットでも“自分だけちょっと贅沢な旅”を実現できますよ。英語が苦手でも、一言フレーズを覚えておくだけで行動の幅はグッと広がります。
さあ、次のフライトではぜひ実践してみてください。きっと「こんな簡単で良かったの?」と思えるはずです!
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