入浴後の湿気を早く逃がそうと、浴室のドアと窓を全開にして換気扇を回していませんか。空気の出口を増やせば乾きそうですが、機械換気ではメーカーが想定する空気の流れを崩すことがあります。
基本は、浴室のドアと窓を閉め、ドアに付いた給気口だけを開けること。ドアに給気口がない古い浴室などでは、ドアを1〜2cmだけ開けるという例外があります。
ラッシー
換気には「空気の入口」と「出口」が必要

天井の換気扇は、浴室内の空気を外へ排出する出口です。排出した分の空気は、ドア下部や上部にある給気口から入ります。入口と出口が決まっていることで、比較的乾いた空気が浴室内を通り、湿った空気を連れて換気扇へ向かいます。
パナソニックとTOTOは、浴室換気中は窓を閉め、給気口があるドアも閉めて運転するよう案内しています。LIXILも、開閉式のドア換気口を閉じたまま換気運転しないよう説明しています。
2.浴室窓を閉める
3.ドアの給気口・通気ガラリを開け、ほこりで塞がれていないか確認する
ドアを全開にすると、湿気が脱衣所へ出やすい
ドアを大きく開けると、浴室の湿った空気が脱衣所や廊下へ広がりやすくなります。洗面所の壁、収納、衣類へ湿気を移してしまえば、浴室だけ乾いて見えても家全体として効率的とはいえません。
また、ドア全体から大量の空気が入ると、給気口から床や壁を通って天井換気扇へ向かう想定の流れが変わります。機械換気中は「たくさん開ける」より「決められた小さな入口を確保する」と覚えると分かりやすいでしょう。
窓も閉めるのが基本
窓を開けたまま換気扇を回すと、窓から入った空気が換気扇へ短い経路で流れ、窓から遠い床やドア側の湿気が残る場合があります。屋外の風向きや湿度にも左右されるため、メーカーは機械換気中の窓を閉めるよう案内しています。
例外:給気口がないならドアを1〜2cm開ける
古い浴室や他社製ドアなどで、給気口も十分な通気すき間もない場合、ドアを完全に閉めると新しい空気が入れません。TOTOはこの場合、ドアを1〜2cm程度開けて換気するよう案内しています。
2ページ目では、ドアの状態に加えて行いたい、水滴・残り湯・フィルターの対策を紹介します。