普通のアルミホイルの表裏・電子レンジ・機能性商品の注意を示す図解

「アルミホイルの“ピカピカ面”、内側と外側どっち? メーカー公式の意外な答え」

料理中、アルミホイルを手にして「ピカピカした面と、少しくもった面。食材に触れるのはどっち?」と迷ったことはありませんか。

なんとなく「光っているほうが表」「くもったほうが裏」と覚えている人も多いはず。ところが、メーカー公式の答えは意外なものでした。

ラッシー ラッシー
毎回ピカピカ面を内側にしてたけど、もしかして逆だった?
* 先に結論
一般的な家庭用アルミホイルに、使い分けるべき表裏はありません。
ピカピカ面・くもった面のどちらを食品側にしてもOKです。材質も基本的な機能も同じなので、包み焼きや落としぶたで向きを気にする必要はありません。
※片面加工された機能性ホイルは例外です。詳しくは2ページ目で紹介します。

なぜ「ピカピカ面」と「くもった面」があるの?

東洋アルミエコープロダクツによると、見た目の違いはアルミホイルを薄く伸ばす製造工程で生まれます。

2枚重ねのアルミ箔を金属ローラーで薄く伸ばす製造工程
STEP 1
アルミをローラーで薄く伸ばす
家庭で使える薄さになるまで、アルミを何度も圧延します。
STEP 2
最後は2枚を重ねて伸ばす
薄くなった箔をさらに圧延する際、2枚を重ねてローラーに通します。
STEP 3
触れていた相手の違いが表面に残る
ローラーに触れた外側は滑らかな光沢面に。アルミ同士が触れた内側は、少しくもった面になります。
つまり、光り方の違いは“製造の跡”
ピカピカ面が表として作られたわけでも、くもった面に特別な加工をしたわけでもありません。一般的な無加工ホイルなら、料理で向きを使い分ける必要はないということです。

つい信じがちな「3つの思い込み」

アルミホイルの光沢面とくもった面に同じ食材を載せた比較

思い込み1:ピカピカ面が「表」

見た目だけなら、光沢のある面を表と呼びたくなりますよね。しかし、一般的なアルミホイルはメーカーも「表裏はない」と案内しています。料理に使うときは、巻き癖などで扱いやすい向きを選べば十分です。

思い込み2:ピカピカ面を内側にすると早く焼ける

光の反射の仕方には違いがありますが、家庭料理で「こちらの面なら明らかに早く焼ける」という実用的な差はありません。包み焼きでもホイル焼きでも、面より包み方・火加減・加熱時間を意識するほうが大切です。

焼き上がりを左右するのは、ピカピカ面の向きより加熱方法なんだね。

思い込み3:くもった面は食材がくっつきにくい

これも通常品では誤解です。無加工のホイルなら、魚の皮や餅などがどちらの面にもくっつくことがあります。

くっつきにくさが必要なら、パッケージに「シリコーン加工」「フライパン用」などと書かれた専用品を選びましょう。専用品は使う面が決まっているため、表示の確認が必要です。

ここまでの答えはシンプル。「普通のアルミホイルは、表裏を気にせず使っていい」です。

ただし、向きよりも気をつけたいのが電子レンジ・直火・酸や塩分との長時間接触。知らずに使うと、火花や変色につながることがあります。